若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書) |
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著者: 城 繁幸 定価: 価格:→¥ 1 | 何が正しいのか? ![]() ![]() ![]() ![]() 「転職は1億円損をする」を読んでわからなくなったので、再度本書を古典的作品として読み直してみた。 つまり、しっくりこないのは、転職が損なことであるならば、3年以内に辞める若者(3年で1/3が退職)は皆判断ミスをしていて、合理的でない選択をしているということなのかという点である。 読んでみての自分なりの整理はこういうことである。 1997年のアジア金融危機、2000年のITバブル崩壊の中で、企業のリストラが進み、新採抑制とともに人件費の変動費化(要は非正規社員比率の上昇)が起こった。 このような状況の下、労働派遣法の規制緩和(1999年、2002年)で転職市場が発達し、正社員に採用されなかった新卒の派遣社員化が進んだ。 さらに、早期に辞める社員の受け皿が第2新卒市場として拡大した。 転職市場で起こったことは、能力ある人と能力主義の徹底した外資のマッチングと、それにあぶれた人の非正規の固定化。 つまり、勝ち組と負け組を仕分ける役割を転職市場が果たしたのではないだろうか。 本書で示されている若者の退職する理由は、年功序列制度が崩壊する中で、若い間は安い給与に甘んじていても、年功とともに給与が上昇して元が取れるという幻想が消滅したからであるとしている(前提として、不徹底な能力主義・成果主義を挙げている)。 一方、採用側は、これを若者の「わがまま」、「忍耐不足」としており、深い認識ギャップが存在している。 なお、最初読んだときは気がつかなかったが、「「新卒→正社員」というレールに一度でも乗り遅れてしまった人間は、二度と正社員というレールに乗れなくなってしまう可能性が高い」あるいは、これに類した表現が出てくるが、実は、これは彼が潜在的に「転職」のリスクを語っていることに気づくべきであったと感じた。 しかし、転職市場の勝ち組の受け皿であった外資系企業の採用が昨今の金融大変動の中で今後絞られるのなら、転職組には出口がなくなるということにならないか? 処方箋は、 ・勝ち組でも負け組でもない、準正社員的な中庸的な中途採用を日本企業が増やすこと(能力開発投資を受けられるという意味。現実そうなってきているのでは?) ・転職の自制(転職という大きな「リスク」を取るより、不十分な成果主義を甘受する) ということしか思いつかないが、今後、どのように転職市場は推移していくのであろうか? 問題は人事にある。 ![]() ![]() ![]() ![]() 人を惹きつけるタイトルのこの本、内容もよく、かなり感じることが多いものでした。この本で取り上げている問題は、単に若者がすぐにやめてしまうことだけではなく、その背景にある日本の人事問題にあります。人が本来的に持っている人生の動機に答えにくくなってしまっている固定化されたキャリアパスと、年功序列制度(もしくは、年長者が若者を搾取する仕組み)、労働市場の非流動性がその問題であると著者は説きます。 このような人事システムの中では人はどうしても機械的にならざるを得ず、本来持っている素晴らしい創造性を発揮しにくくなることの弊害を著者は指摘しています。また、コストの高い熟年層を必要以上に残し、その代りに若者を採用せず非正規労働者を採用することによる技術力の低下についても本書では取り上げられています。 しかし、日本の人事制度の最大の特色である年功序列制度は崩壊しつつあります。これは、レールの上に沿った人生を進みたい人生を不安にさせるものなのかもしれませんが、一方で、人が自らの生きる意味を今一度考え、かけがえのない人生を歩いて行くきっかけを与えるのかもしれません。 主張には概ね納得 ![]() ![]() ![]() ![]() 年功序列で収入が順調に上がった世代を守るために下の世代(本書の中では団塊ジュニア以降を指している様です)が犠牲にされているというのが大まかな主張。 いくらリストラだ、給料が上がらんと話をしてみても今の30代以下の世代に比べれば年功序列、終身雇用の利益を享受したという点において遥かに恵まれている。 かといって今の若い世代は年齢とともに給与が上がっていく保障などなく働くことになる。これが昔なら「今我慢すれば年齢とともに給料ががるから我慢しろ」で済んだが今の若者はそれでは納得できなくなっている。 なぜなら終身雇用や年功序列による利益を自分が教授する見通しが立てられないからである。という主張はある程度支持を得られるのではないだろうか。 ただしこの本の中ではそれがかなり極端に綴られているのは注意。 またこのレビューの中に「今の生活があるのは誰のおかげだ? 上の世代のおかげじゃないか」というレビューがあって笑ってしまった。というのもそれこそが本書の中で語られている「上の世代の意見」だからである。その主張が数の力によって正当化されている点についても記述されている。 |
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3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書) |
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著者: 城 繁幸 定価: 価格:→¥ 78 | 「若者は為されるがままでいるな。わがままになれ」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() タイトルにもつけましたが、この本の一番に言いたい事は 「日本は若者の権利を否定する一方で、若者なしではやっていけない」 「労働者が適正な報酬を得られるシステムが必要」 「若者はわがままになれ」 だと思う。 多くのアウトサイダーの事例から、 現代日本の雇用・仕事について考察した本です。 終身雇用崩壊、 社会党・共産党の保守化、 若者の意識の変化、 日本の仕事観の特殊さ 世代間格差 など、多くの示唆に富む考察が展開されています。 現代日本の仕事を取り巻く多くの問題に気づきました。 もちろん各事例の話も興味深いです。 特に東大卒のお坊さんの話は面白かった。 仕事やそれを取り巻く環境に違和感を感じている人にオススメです。 多様性という平成的価値観 ![]() ![]() ![]() ![]() 終身雇用は既に崩壊した。 大企業に就職すれば一生安泰という考え方はもはや通用しない。 時代は大きく変わった。中高年層は遺産を活かして逃げ切ればよいが、これから社会に参入していく若者たちはどのように生きていけばよいのか。 本書ではしたたかに生きる若者たちが紹介されている。 本書を読んで思ったのは時代の変化に最も対応し切れていないのは従来型の企業であるということだ。つまりは中高年層、それもエリート中高年層の思考が強く反映される組織こそが旧来の価値観にしがみつき、新しい時代の若者の中でも優秀な層に見放されつつあるという事実だ。「最近の若者はバカになった」のではなく「バカな若者にしか相手にされなくなった」という視点の変換は強烈な印象を与える。 しかし、考えてみると大企業の終身雇用といっても出世競争に敗れれば出向もある、そもそも中小企業では終身雇用というもの自体が保証されていなかった。昔から職に定着しない若者はいたし、芸術や文学といった夢を求めて定職に就かずに自分の道に邁進する若者もいた。勿論、海外に活躍の場を求めて日本を出た若者もいた。現在、盛んに言われるような新しい若者は庄和の時代にも存在はしたのである。平成になって数が増えたのは事実だろうが平成になって新しく登場した人々というわけではないだろう。 大きな変化は画一性の昭和から多様性の平成へという時代の変化である。 高度成長期を過ぎ、同じ価値観で人々が生きる時代は終わった。これからはそれぞれがそれぞれの価値観で生き、共生する時代である。自分で道を切り開いていかなければならないため、おそらく多くの人間にとって平成は昭和ほど生きやすい時代ではないように思う。格差も拡大して行くであろう。それでも自分が自分らしくいきることのできる時代は幸福な時代ではないだろうか。我々は昭和の夢にまどろむのではなく、平成の現在に生きなければならない。 前著並みの水準を期待したのだが・・・ ![]() ![]() ![]() 世代間格差是正の主張には強く同意するが、「平成的価値観」はやや理想論に過ぎまいか。 著者の説くところの20〜30代正社員と非正社員の共闘にしても、 結局は両者の不均衡のみを均す(言わば両者のゼロ・サム・ゲーム)のみにとどまる (世代間格差は解消されない)よう、現在の既得権者は狡猾に仕向けてくるだろう。 そもそも正社員と非正社員の責任の違いや、 そこに至るまでに費やした努力を捨象して両者の格差をなくせという主張には無理がある。 また社民党(旧社会党)・共産党批判は至当であるが、 現在甘い汁を吸っている既得権者と結託しているのは現政権与党である という点が閑却されていては何の問題解決にもつながりはしまい。 前著が良かっただけに肩透かしである。 |
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「若者論」を疑え! (宝島社新書 265) |
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著者: 後藤和智 定価: ¥ 756 | 若者論に関する基本書 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「少年犯罪は凶悪化している」「ケータイやゲームは有害である」「ニートは自己責任である」等々、若者に関する主張がマスコミで報じられることがありますが(主に「識者」ぶった人によって)、著者はそういった考えは統計や研究に基づいたものではなく、根拠の無い単なる思い込みだとしてバッサバッサとぶった切っていきます。 少し前に出版された『戦前の少年犯罪』と同じような趣旨の本ですが、扱うテーマが犯罪だけに限らず多岐に渡っていて幅広い知識が得られるし、その割には新書ということもあってコンパクトにまとまっていてかなり読みやすく、著者自身が本書を「若者論に関する基本書」と位置づけているのも頷ける内容です。これで1984年生まれだとは相変わらず凄い。 また、巻末のブックガイドも◎。 文体や個別事例への踏み込み方は著者自身のブログの方が面白いと思うので、本書を気に入った人はブログも読んでみると良いんじゃないかなあと思います。 「オリジナリティ」って言うな! ![]() ![]() ![]() ![]() 『「ニート」って言うな!』所収の後藤の文章が印象に残っていたので、本書の刊行を知って早速読んだ。インチキ若者論への解毒剤、またはワクチンとして非常に有効だと思う。後藤は東北大で都市・建築学を専攻する院生だが、84年生とは思えないくらい成熟した視線の持ち主だ。 ピンで勝負するには知名度の低い後藤の本を出すにあたって、たぶん編集者の判断だろう、序文代わりに巻頭に本田由紀(東大准教授)との対談を置いている。また1・2章の後に別ライターによる「若者のリアル」という取材記事が挟まっている。 本田は『「ニート」って言うな!』での縁もあって対談を引き受けたのだろうが、しかしこれ、あまり愉快じゃなかった。本田は後藤の仕事に敬意を払いつつも、「すでにいろんな論者が指摘していることを、より細かく、言説に即して検証」するだけの「モグラ叩き」で、「オリジナリティ」に欠けるのではとツッコミを入れている(p24)。対して「私は、(中略)『元から断ちたい』というところがある」(p29)、と。 しかし言っちゃ何だが、グローバライゼーション下での競争激化(p31)だとか、「権力や資本」(p32)を持ち出す本田の議論だって「すでにいろんな論者が指摘している」し、そんなに「オリジナリティ」豊かとも感じられない。「元から断つ」というような革命幻想よりは、むしろ後藤の「負ける戦いを続けている感じですが、統計を出しながら、『一面的な見方が間違っている』という思考が少しでも広がるようにと思っています」(p27)という言葉や、「私は『武器屋』」(p45)という自己規定のほうに、私はむしろ共感する。「モグラ叩き」で何が悪い? 著者独自の根拠があいまい ![]() ![]() ![]() ![]() この本の長所 1.若者論について、主に通俗的、政治的に保守な見解について、それなりの根拠を持って異を唱えているところ。この本の説が正しいかはさておき、通俗的、政治的に保守な見解を信奉している人にとっては新たな視座が与えられて自分で考えられるようになろう。 2.本田由紀さんとの対談はとりわけ面白かった(特に本田さんのツッコミが良かった)。 この本の短所 著者独自の根拠があいまいなところが散見されるところ。誰それのこういう研究があるから正しいというだけでは読む側としては著者の説に軍配は上げにくいであろう。 結論―長所星5つ、短所で星1つ減らして(難しいかもしれないが、著者独自と思われる見解が見たかったので)星4つ。 |
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素材辞典 Vol.204 ドライブ~若者の休日編 |
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製作: データクラフト 定価: 価格:→¥ 6,290 | |
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売切り写真館 VIPシリーズ Vol.31 日本の若者 |
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製作: 売切り写真館 定価: 価格:→¥ 25,184 | |
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創造素材Z (1) 若者/仲間×グループ |
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製作: イメージランド 定価: 価格:→¥ 17,823 | |
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OSK ハーブティー ティーバッグ ラベンダー 10袋 |
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製作: 小谷穀粉 定価: ¥ 315 | |
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OSK ハーブティー ティーバッグ ハイビスカス&ローズヒップ 10袋 |
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製作: 小谷穀粉 定価: ¥ 315 | |
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OSK ハーブティー ティーバッグ ローズバッツミックス 10袋 |
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製作: 小谷穀粉 定価: ¥ 315 | |
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EGAOIMAGES S011 若い男性「ヤングマン」 |
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製作: エガオイメージズ 定価: ¥ 39,900 | |
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