お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か (朝日文庫 む 13-1) |
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著者: 萩元 晴彦,村木 良彦,今野 勉 定価: ¥ 1,155 | 待望の復刊! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 以前、買い損ねてそのままだったが、今回、何と40年振りに復刊された。内容は全く古びていない、いや今こそ、すべてのテレビ関係者が熟読すべきではないか。68年のTBS闘争のきめ細かい描写は、まさに後に読まれるために詳細な記録を残したのではないかとさえ思える。本というものはこういう風に残って、世代と時代を超えて読み次がれるものなのだ。まだ、本の命はなくなっていない。間違いなく、今年の復刊ベスト1だ! |
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第二言語習得研究の現在―これからの外国語教育への視点 |
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著者: なし 定価: ¥ 2,940 | 初心者には無謀だった… ![]() 英語教育に長年携わっており、それなりに外国語学習理論(心理学、言語学、脳科学を含めて)について勉強をしてきたつもりだったのですが、本書にはまったく歯が立ちませんでした。 専門用語と学者独特の表現の嵐にほとんど理解不能で、ひさびさにノックアウトされた感じです。 日本語の本を読んでいると言うよりも、それこそ不得手な外国語の原書を読んでいるようなイメージでしょうか。 申し訳ありませんでしたと、潔く謝るしかありません。 多くの枠組みでの第二言語習得が分かる ![]() ![]() ![]() ![]() 一言で「第二言語習得研究」といっても、研究内容は実に多岐に及んでおり、どの枠組みで考えるかでその研究結果は大きく変わってくる。この本では、全17章に渡り、UG理論や、脳科学、認知の視点、バイリンガル研究から、メディアやコーパス言語学を利用したもの、更には現在多くの方面で話題になっている早期英語教育ともからめ、実に様々な視点から「第二言語習得研究」を紹介している。一通り「第二言語習得」について勉強したい人、またある枠組みにおいてのみ現状を知りたい人、どちらにも読みやすいように構成されている。ただ、各章のページ数は専門書ほどではないので、更に詳しく研究したい人は専門文献に当たる必要があるだろう。 一通り読んで見ての感想。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 実は私は此の本を大学院の授業で使用して居るが、大変に重宝で、英語教育に携わる方々には特に熟読をお薦めする。と言うのは、此の本には第二言語の理解自体と言った結果に重点を置くのに非ず、例えばTOEFLを受験した者が居り、彼等の得点が同じと仮定するならば、其の脳内では如何なる変化が起こって居るのかと言った経過に焦点を置く大変科学的な心理言語学の書籍で在る。心理言語学は、様々な学者に因り仮説が立てられ、修士乃至博士論文には最適で在る。此の書を読めば、教材研究の一端を垣間見る事が出来ると思われるので是非購入すると良い。 |
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サル学の現在 (下) (文春文庫) |
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著者: 立花 隆 定価: 価格:→ | 続・ヒトを知りたきゃサルを知れ ![]() ![]() ![]() ![]() サル学の現在を記した内容の後半部にあたるこの一冊は、うまい具合に上巻とは違った趣向であるのでこの下巻だけを読んでも十分いける。どちらかと言えば学問的なアプローチが上巻より(上巻も十分学問なのであるが)もっと感じられることだろう。もちろん、上巻と続けて読んでやっと本来の形なのだし、続けて読めば下巻をさらに深く理解することができるので上下巻ともに読むのが最もよい。<p>下巻では「子殺し」という血なまぐさいテーマで始る。サルも子を殺すことがある。人間ならば犯人を捕まえて動機を聞くことが可能であるが、サルの場合は?地球の起源においてはひとつの大陸のみが存在した。大陸が分かれていく中でサルも分かれた。それはどのようにしてであろうか?そして南北アメリカ大陸に残った、もしくは渡ったサル(新世界ザル)は長い時間の中で独自の進化を遂げたわけだが、その生態はいかなるものであろうか?また、サルの研究から人類を考える。ヒトはどこからきたのか?ここでは化石からのアプローチがまず紹介される。そこには失われた1000万年があるという。次にサルの遺伝学的なアプローチからサル同士の進化のなぞ、しいてはヒトへのなぞが。ニホンザルの乱交社会でDNAによってその父子関係に迫るという面白い報告もある。そして終章へ。<p>個人的には下巻の方が好きだ。面白くていっきに読み進んでしまった。サル学初心者の僕にはたいへん興味深く、とても新鮮味がある。何よりもましてその後の今現在のサル学が気になってしょうがないのはこの本のせいに違いない。 |
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医の現在 (岩波新書) |
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著者: なし 定価: 価格:→¥ 1 | |
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サル学の現在 (上) (文春文庫) |
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著者: 立花 隆 定価: 価格:→¥ 1 | ヒトの神秘に迫れます ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 一般向けの「サル」についての本.一般の人でも読みやすいようにかなり配慮されている.著者自身が専門家でないせいか,非常に読みやすい.細かい専門的なことを知りたいのでなければ,生物を勉強している人なんかにもオススメ.下巻の巻末に文献集が出ており,さらに詳しい文献をあたることも可.生物としての「サル」を知ることができるだけでなく,ヒトというものを考えるきっかけを与えてくれる. サルから人間へ ![]() ![]() ![]() ![]() 難しい計算や論理を振り回すのが科学である、とばかり思っていた時にこの本を読み愕然とした。なにも難しい事は書いていないのである。書いてあるのは、科学者達がフィールドワークで観察を重ねたことの解説である。<br>ところがそこから仮説が生まれ、それを確認するべく別なテーマが生まれる、というまさに科学の王道のパターンが展開されるのである。<br>まさに現在のファーブル昆虫記である。こんな科学の手法があるとは、新鮮であった。 そして、勿論、面白い。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() サル学というのが、どれほど価値のある学問なのかは私には分かりません。けれど、たとえ価値があろうとなかろうと、こういう学問、観察や研究に何人もの人間が地道に、そして真剣に、それこそ一生をかけて取り組んでいるという事実に新鮮な驚きを感じ、そして、嬉しくなってしまいます。この本に登場する研究者の人たちがサル学に取り組んでいる根源的な理由はおそらくただ純粋な知的好奇心だけでしょう。・・・ こういう人たちがいる。そして、こういう人たちを容認している世界がここにはある。それが何より爽やかで、豊かで、素晴らしいなあと感じてしまいます。そして、勿論、面白い。 |
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エピステモロジーの現在 |
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著者: なし 定価: 価格:→¥ 5,292 | |
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哲学の現在―生きること考えること (岩波新書) |
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著者: 中村 雄二郎 定価: 価格:→¥ 1 | よく生きよく考える ![]() ![]() ![]() ![]() 術語や専門用語をできるだけ使わずに、哲学スル試みがされていました。 題名にある「現在」とは「過去」に対する「現在」ではなく「不在」に対する「現在」であり、ここに『生きることを離れてはよく考えることができず考えることを離れてはよく生きることはできない』という哲学は生きることに直結しているという筆者の価値観がよく表れています。哲学を生きることに現在させる試みを通じ、二元論的な科学の知によって分析・操作の対象として乖離させてしまった事物の有機的な全体性の回復を訴えています。 共通感覚、場、関係、ヒーロー・コロスなど筆者の哲学観を中心に平易な言葉で哲学が語られているのが魅力的です。生きることの確実性がゆらぐときに確実な基礎を求めて考えることが哲学であり、よく生きるとは充実感のうちに積極的に考え障害の中でも悦びを見出すことである。なかなかそうはいかないものですが、そのようにしなやかにたくましく生きたいものです。 『中村哲学への格好の入門書。そして概説書』 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() およそ哲学の書物はむつかしい。ところが本書は違う。できるだけ平易な言葉で語られているからだ。数ある本書の美点の一つである。 では、平易な言葉で何を提起しようとしているのか?『生きること考えることをかえりみること』をとおして『分裂した知恵と知識を哲学の知のうちにふたたび統一する』(2点とも同書より)ことであると、小生は、受け取っている。これらを解説し、そして展開されてゆく。 中村哲学が、もっと、ずっと、注目されてよいと思うのは、上記の提起からも察せられるように、極めてオーソドックスであるからだ。もちろん"現代哲学"の凄味に目眩もするが、『パフォーマンス・アート』ならぬ『パフォーマンス・フィロソフィー』の雰囲気が小生には感ぜられる。しかし、中村哲学においては、『フィロソフィ=フィロ・ソフィア=知恵の愛求』というソクラテス以来続く流れさえ感じてしまう。少々誉めすぎか? そして「内容の豊かさ」も忘れてはならない美点だ。 また、本書は記された1977年までの集成という側面もあることを付け加えておきたい。 大いに推薦 よくわかる哲学入門 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 哲学者の書いた哲学書は,とかく七面倒くさいと思っている人も多いだろう.<br>しかし,この本は別である.<br>この本の特徴は,引用を極力排しているところである.<br>哲学書を読みなれない人は,カントいわく,ヘーゲルいわくとやられると,<br>それだけで気がめいってしまうものなのだ.<br>それが,この本にはない.<p>すべての論述が,中村氏が選んだ日本語によって語られている.<br>抽象的な論述をする前には,それを理解するための具体例を豊富に叙述してある.<br>引用だけで成り立つ哲学書がある中で,画期的なことである.<br>中村雄二郎もこんなに分かりやすく書けるんだと思った.<br>現代文の試験に引用されそうな文章だなあ. |
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エビデンスに基づく院内感染対策のための現在の常識 |
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著者: 矢野 邦夫 定価: ¥ 1,890 | |
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ビエンナーレの現在―美術をめぐるコミュニティの可能性 |
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著者: なし 定価: ¥ 2,100 | 国際展とコミュニティ、国際展と言説 ![]() ![]() ![]() ![]() まず暮沢氏によって国際展という枠組みについて基本から説明がなされる。短い前書きながらポイントがおさえられており、それについてすでにある程度の知識をもつ専門家でなくても、いちから自分の頭で考えながら読み進めることができる。 なかでもヴェネチアで市民がどんどん減って、コミュニティーが存在しない、映画祭が開催されている地域なのに映画館が2軒しかない、という話は象徴的。国際展で、開催される地域との関係を無視しているものはないと思うけど、その行き着く先が、最古のビエンナーレであるヴェネチアの姿なのだとしたら、国際展について、また、それと地域コミュニティとの関係について、改めて考える必要性を強く感じた。 全体を通して、地域との関係性、また、地域の位置づけについてなどテーマは複数あるが、中でも日本で開催された国際展での言説について、または言説のなさについては複数の著者が触れている。職業的な美術批評について、毛利氏と福住氏の捉え方の違いが興味深い。職業的な美術批評の貧困という現状認識は両者に共通しているものの、さらにその現状に対し福住氏は非・職業的な美術批評の必要性・可能性を論じ、毛利氏はその貧困に対して職業的な美術批評を盛り立てるべきだという真逆と言える結論を導いている。これは両者がそれぞれ取り上げていた、横トリ05的な参加者の在り方(p103「そこで来場者に要請する身体技法も『鑑賞』から『参加』へと切り替えられた。」)と、北九州国際ビエンナーレ的なボランティアの在り方にぴったり重なる。 また、福住氏は横トリ05についての批評があまりになかったことに触れているが、この福住氏の横トリ05評がまさしくこの横トリ05を包括的に真っ向からの批評文になっている。鋭い川俣正論たり得る内容。 |
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アメリカ 過去と現在の間 (岩波新書) |
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著者: 古矢 旬 定価: 価格:→¥ 108 | 正統派アメリカ分析 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 『アメリカニズム』のような研究書ではないが、『アメリカニズム』では欠けていた宗教面での分析や、大統領選での結果をも取り込んでいるという点で、待望の著書といえるだろう。アメリカのように多様な側面を持ち合わせている国家の分析には、表面的な手法は通じない。その点、著者は、故高木八尺先生、斉藤眞先生の後継者と思われるだけあって、アメリカ建国以来の歴史をふまえたうえで、何が新しく(特異で)、何が「アメリカ的」であるのかを、冷静に観察している。アメリカに関する著作は数多くあるが、最も信頼に足る一冊ではなかろうか。 いまのアメリカを知るために ![]() ![]() ![]() ![]() 建国から現在に至る、アメリカの背骨的な精神史、思想史を<br>大胆に解釈・再構成した著者の力量には感服せずにはいられ<br>ません。過去から眺めた現ブッシュ政権の異質さや、逆に同質<br>さについて、理解を得ることが出来ました。また、「既に述べた<br>ように・・・」の連発に見られるように、ひんぱんに議論を<br>まとめて整理をしてくれるので、大変読みやすかったということ<br>も付言しておきます。<br>ただし、新書という体裁上しょうがないことかもしれませんが、<br>出来事と、そこから派生する思想についての解釈が、少々牽強<br>付会と感じることがありました。もう少し実証性が欲しいところ<br>だとは思います。 時事問題とアメリカ史の橋渡しをする啓蒙書 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本書は、現在のアメリカで表面化している(と多くの人がみなしている)5つの現象に対して、歴史学的なアプローチを試みたものである。その5つの現象とは「ユニラテラリズム」「帝国」「戦争」「保守主義」「原理主義」である。これらすべての現象について著者が試みようとしているのは、「どこからが新しいもの(現ブッシュ政権に特有のもの)で、どこからが古くからのもの(アメリカ史にその起源を見出せるもの)であるか」を見極めることである。そして、言うまでもなく、力点は後者――歴史的に遡って起源を見出せるもの――のほうに置かれている。<p>おそらくアカデミズムの世界では、新たな情報や視点は本書の中には見出せないだろう。しかしながら、現ブッシュ政権の単独主義的対外政策に驚き失望している人が多い中で、「そうした対外政策の事例はアメリカ史の中にすでに多数存在しており、むしろ伝統との整合性により着目すべき」と論じることの意義は小さくないと思う。とりわけ第4章の「保守主義」においては、もともと定義が曖昧な「保守主義」という概念を、「ヨーロッパからの継承」という側面と「アメリカの建国以来新たに加えられた特徴」という側面から分析し、時代とともに「保守」の意味するものが変化してきた様を歴史的に解説しているのは、近年のネオコンや共和党右派に対する単純な見方を修正させる啓蒙的意義を有していると思う。<p>時事問題に対する歴史的な裏づけを提示し、アメリカ史への興味と理解を深めさせる本書のような啓蒙書はもっと世に多く出るべきである。 |
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