まほろ市の殺人 夏―夏に散る花 (祥伝社文庫) |
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著者: 我孫子 武丸 定価: 価格:→¥ 1 | 切ない ![]() ![]() ![]() ![]() まほろ市、という架空の都市を舞台に四人の作家さんが競作する、という企画の夏バージョン。 するするっと読めて、まあおもしろかったです。 登場人物が出揃った時点でなんとなく「こういうことかな」というタネはわかってしまいますが、それでも読みやすさとテンポのよさで退屈せずに読めました。 ただ、小山田の行動や、肝心のみずきの秘密は多少釈然としないものが。 中篇で書くとどうしてもこんな風になるのかな。 あと、クライマックスでのみずきの行動は印象的で切なかったです。 切ないやりきれなさが残る作品でした。 夏の恋 ![]() ![]() 『幻想都市の四季』の第二篇。ほかの3冊は、倉知淳『春 無節操な死人』、摩耶雄嵩『秋 闇雲A子と憂鬱刑事』、有栖川有栖『冬 蜃気楼に手を振る』。ただし、舞台を同じにするという縛りをかけただけの競作なので、春から読む必要はない。一冊だけでも楽しめる。しかも、各冊とも中編一本で一冊にしたもので、かなり簡単に読めてしまう。本書もわずか122ページ。 夏ということで、海とか恋とか出てくる。トリックそのものはもうひとつだが、そのトリックから派生する動機は素晴らしい。この殺人はやむをえないだろうと思う。 著書をベストセラーにするための方法も示されていて、参考になる。 歪んだ純愛が生んだ悲劇。 ![]() ![]() ![]() ![]() 我孫子武丸という人は、いびつな人間心理、そしてそれを‘闇’にしてしまう社会の歪みを描くのが非常に上手い。 この作品も、そういう歪みが生んだ悲劇を描いている。 最初は、純粋な想いだった。ところが、その想いに水を差さないための小さな嘘が、後に、大きな悲劇に繋がってしまう。 この社会は、‘異形’のものを受け入れない。‘異形’の宿命を背負ってしまったものは、その瞬間から、社会の‘闇’になってしまうのだ。 事件の真相は、ちょっとにわかには理解しがたい。事件そのものも、異形だからだ。 そんなことあり得るのか、という疑問も浮かぶ。でも、あり得るとしたら、こんな哀しい事件もない。 短い作品だけど、読み応えはけっこうある。読後感は、とっても切ない。「まほろ市」シリーズの中では、いちばんの傑作じゃないかな。 |
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市民自治の可能性―NPOと行政我孫子市の試み |
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著者: 福嶋 浩彦 定価: 価格:→ | |
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1%の向こうに見えるまちづくり―市川市発!市民が選ぶ市民活動団体支援制度 |
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著者: 千葉 光行 定価: 価格:→¥ 248 | 独創的であるため、制度創設までの苦労 ![]() ![]() ![]() 住民が納税額(市民税)の1%を、自ら希望するNPO法人に補助することができる制度について紹介したもの。 ハンガリーの制度にならったものということだが、NPO法人としては少額の補助でも大きな助けになること、住民からは自ら予算の使い道に直接関与できるという意義がある。 とはいえ、独創的であるため、制度創設までの苦労はいろいろあったようだ。その経緯がこの本を読めばよく分かります。 |
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