彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス (ハヤカワ文庫 SF キ 6-1) |
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著者: ジャック・キャンベル 定価: 価格:→¥ 662 | 浦島太郎? ![]() ![]() ![]() 面白いとは思うが。。。 ちょっと無理があると思う。 百年間敵対勢力と交戦状態で、人材が枯渇して戦術等が弱くなるのがわかるが、 伝統的な布陣・戦術が途絶するっていう設定で主人公が人工冬眠から起きたら、 その戦術を駆使できるのは本人だけ。 いくらなんでもコンピューター上でのシュミレーションとかで伝承はされるだろっと、 思わず突っ込みたくなる設定。数百・千の艦隊運用でそれができないって事はないだろっと すこし疑問になります。 ちょっと設定をもう少しうまくできたらな〜っと。 ホーンブロワー提督が宇宙艦隊を指揮している ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本の後書き解説にもありますがホーンブロワー提督がこの時代に蘇って宇宙艦隊を指揮している様な話です。100年前の宇宙会戦で戦死したと思われた今では伝説上の名艦長ギアリー大佐が救命ポッドで冬眠状態でいるところを偶然艦隊が救助、その指揮権を渡す事で全滅寸前の艦隊を敵大艦隊から脱出させる話から始まります。 つまりいきなりクライマックスから始まる様な展開でSF宇宙艦隊戦物が好きな読者にはたまらない。紅の勇者オナー・ハリントンではそのクライマックスに華麗な宇宙艦隊戦を魅せますがそこに至るまでの話が長いのが不満。エリザベスムーンの「若き女船長カイの挑戦」は全編に渡り冒険活劇がちりばめられているが宇宙艦隊戦と言う意味では少々規模が小さい。逆にデイビットウェイバーの「反逆者の月」は月が戦艦、それが何隻も出て来ると言うとんでもなく話の規模が大き過ぎて。彷徨える艦隊は私には適正規模のエンターテイメントSF艦隊戦小説です。ここに引用した作品を1冊でも読んで面白いと思う人は買って損の無い本です。 |
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八甲田山死の彷徨 (新潮文庫) |
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著者: 新田 次郎 定価: 価格:→¥ 198 | 雪の恐さを知った ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 日露戦争前夜の、実験的な山岳雪中行軍。 徳島大尉率いる第31連隊は南から、神田大尉率いる第5連帯は北から、八甲田山に踏み込んでいきます。 対ロシアに対する研究の必要性、連隊の競争を煽る上層部の思惑、上司の行軍計画への不理解、軍隊における士族と平民出の違い、大寒波という異常気象、など、様々な要素が重なって重なっておきた悲劇です。 第5連隊の隊員たちが雪に埋もれたなかで、発狂していく様子は、ずっしりと重く衝撃的でした。 第5連隊の失敗と、第31連隊の成功。 悲劇の一義的な人的責任はやはり、連隊の競争を煽った上層部と、山口少佐にあると思います。 ただ、いささか後付け的な考えではありますが、犠牲を出した結果が、後の日露戦争の雪中行軍の経験に生きて戦争中そのために命が助かったという人もいるわけで、そう思うといくらかは救われるものもあります。 どちらの隊においても雪の八甲田山に挑んだすべての人を称えたくなります。 文章がすごい ![]() ![]() ![]() ![]() 隊を率いる者の判断が、人命を左右する ということが描かれています。 この本のなかではまた、気象の変化が描かれていますが 表現が的確で目に見えるようです。 寒さが隊員を襲う様子もリアルで こちらにまで痛みが伝わってきます。 気象に造詣が深い著者ならではだと思います。 ?凄?ま?じさ?? ![]() ![]() ![]() ![]() 極寒の?状態での?人間の生態、??軍隊という構図、総合的に立派な???ホラーストーリーとなりえる歴史?が?日本にあったという?事実を知り得た。?エピローグがもの悲しい。? |
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古書彷徨 (BOOKS ON BOOKS) |
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著者: 出久根 達郎 定価: 価格:→¥ 1 | |
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尾崎翠 [ちくま日本文学004] (ちくま日本文学 4) |
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著者: 尾崎 翠 定価: 価格:→¥ 600 | 色あせない猛烈な魅力 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 文章が素直でぐいぐいひきこまれます。 とびぬけてエキセントリックでも個性的でもないのに、一度読み始めたら先が気になって途中でやめることができません。 まるでひとりひとりに話しかけているかのような語り口や、ものを見る目の鋭く、それでいて優しい、文章の背後にはっきりと見える透明な意識がとんでもなく魅力的です。 これだけの作品を書く人が、晩年は不幸だっというのが本当に切ないし、どんなにか辛かっただろうともう間に合わない今でも残念でなりません。 似たような感性で、同じような文章を書いたとしても、決して置き換えのできない尾崎ワールド。 「ブンガク」の力をひしひしと感じさせられます。 |
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彷徨するワーキング・ウーマン |
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著者: 諸井 克英,小口 孝司,金野 美奈子,宗方 比佐子,土肥 伊都子,安達 智子 定価: 価格:→¥ 2 | |
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中国古典文学彷徨 |
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著者: なし 定価: ¥ 2,940 | |
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尾崎翠 (ちくま日本文学全集) |
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著者: 尾崎 翠 定価: 価格:→¥ 620 | うむむ。 ![]() ![]() 今や、嶽本の活躍ででしょうか、少女のバイブルとも言われるようになった尾崎翠。読まざるものは少女であるべからず、って感じですね。でも私は残念ながら、感度が低いためか、彼女の作品に共感できないばかりか、うまいとも思わない、一作読んでも次を読もうという気が全然しないんですね。大島弓子と、双生児のように似ているって意見にしても、どうかなとも思いますしね。<br>しかし、少女達にとったら、これに共感できる物だけが少女であるなんて言われたくないと思いますね。嶽本も同じくね。まぁ私は男ですから何も分かりません、もしかしたらそうじゃないのかもしれないですが、そうじゃないかもしれないのです。結局男は女には、女は男になれないのですから。 追憶の溜息 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 好きな作家を問われたらとっさに思い浮かぶ作家のひとりになった著作集。中でも、本書に収録されている「花束」の中で語られる“追憶の溜息”は読んだ当時の私をとても元気付けた。あの頃は良かったな、と思い出して吐く溜息は決して後ろ向きではない。前に進むための一服の清涼剤だという。日々の中で感じるちょっとした感情をきちんと言葉にしている。 懶い日曜日 ![]() ![]() ![]() ![]() 今はなき、”乙女”が隠れて読んでいそうな作品の数々。私も「アップルパイの午後」を読んでいるとまるで自分が乙女になってしまったような気持ちになります...。「第七官界彷徨」も収録されていて、これは時代的なものも有るであろう恋愛に不器用(それだけでなく、みんな何かに不器用にみえる)な人たちのおかしみあふれる日常を描いている。大きな山場やオチのようなものはなく、淡々としている。私はこの淡々としている感じが好きで、そういった部分だけで言えば、太宰治の「富岳百景」と通ずるものが有る気がする。 |
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尾崎翠集成〈上〉 (ちくま文庫) |
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著者: 尾崎 翠 定価: 価格:→¥ 599 | ユーモアのセンス ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() たまたま「こほろぎ嬢」の劇場招待券が当たり、下北沢の映画館まで足を運んで映画を見たのがきっかけでした。 その何ともいえぬ世界観に嵌ってしまい、早速、本屋に足を運びこの本を手に入れました。 「第七官界彷徨」「歩行」「こおろぎ嬢」「地下室アントンの一夜」のこの第一部に収められた4作品で圧倒されました。昭和初期の作品とは思えない瑞々しさを感じました。 そこに書かれている初恋や失恋は、決してせつなさを感じさせない、どこか突き抜けてしまっている明るさを感じます。 病で筆を折ってから再評価され、「第七官界彷徨」が「黒いユーモア」というアンソロジーに所収されたそうですが、確かに、そこには現代でも十分通用するユーモアのセンスが光っています。 理知的に、言葉に拘った作品は、そうしたユーモアのセンスに彩られて、素晴らしい輝きを放っているように思います。 続けて、下巻も一気に読みたくなりました。 知る人ぞ知る尾崎翠さんの不思議な世界 ![]() ![]() ![]() ![]() ある偶然のきっかけから尾崎翠さんの存在を知りました。今ではそのきっかけをくれた神様に感謝している次第です。本書に収録されている短篇の発表された年を後から確かめるとぶっ飛ぶのですが、古臭さや色褪せた感じは微塵もなし。逆に先鋭的であり、前衛的であり、「どうしたらこんな設定を思いついて、しかもそんな話が書けちゃうの?」というナニモノも超越した凄味をひしひしと感じるのです。戦後、尾崎さんの作品が「再発見」されて執筆の依頼が殺到したそうですが、それを拒否してしまう。惜しいことをしたと思うが、だからこそ、彼女の作品群がより特異な輝きを帯びつづけることになるのかも知れません。本書で残念だったのは、もう少し読み仮名を増やして欲しかったこと。浅学な私には読めない字句が山積してしまう有様。 第七官界彷徨 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 一読してとにかく驚いた。話には聞いていたが、凄い作家が居たものだ。安部公房に極めて近い匂いを私はこの作家に感じているが、この作品は1931年のものなのだ。一種異様な閉鎖的な場所で、小さな世界にひどく深く沈みこんでゆく様子は、寧ろ埴谷雄高に一層近いかもしれない。<br>思えば彼女は、カフカとほぼ同時代の人間なのだ。しかしつくづく、彼女の活動期が極めて短いことが惜しまれる。ここから花開くべき文学の宇宙もあったろうに、それは「何か」によって未然に立ち消えてしまったのだ。<p>今、彼女の作品に触れることのできた、その幸福なめぐり合わせに感謝する。 |
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廃墟彷徨 (ぶんか社文庫) |
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著者: 中田 薫,中筋 純 定価: 価格:→¥ 840 | ミニ写真集 ![]() ![]() ![]() 44件の廃墟がオールカラーで収録されています。 文庫本サイズのためか、写真は1ページに1枚、もしくは見開きで一枚という構成です。 一つの物件につき写真は5枚前後と、物足りなさが残ります。 それぞれの写真にコメントが載っていますが、その物件の歴史など、掘り下げた部分がほとんどないのが残念です。 廃墟初心者向けの写真集といった印象です。 廃墟彷徨を読破して(殆ど写真集だけど‥) ![]() ![]() ![]() 中田薫氏の著書は殆ど持っているが、この本はどちらかというと文庫本サイズの写真集みたいなものである。 確かに中田氏の従来の著書はリズミカルな口調のコメントが多かったし、それがウリでもあったが、それが殆ど無くて残念という声もある。しかし、従来の彼の著書には登場しない物件もあるし、従来の著書では名前が伏せてあっても、この本では名前を明かしているものもあるので、従来のものと比較して読みたい向きにはおススメである。 ただ、愚生のように、廃墟をひとつの写真という作品で追い求めている人間にとっては、「おっ!」と思える写真が少ないのはやや物足りないものがある。 結論として、ページ数が多いし、物件数を多く仕入れたい人たち向きではないかと思える。 |
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尾崎翠―『第七官界彷徨』の世界 ―(女性作家評伝シリーズ 5) (女性作家評伝シリーズ) |
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著者: 水田 宗子 定価: ¥ 1,470 | |
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