大学・中庸 |
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著者: なし 定価: 価格:→¥ 485 | 東洋精神の根本 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() いわゆる四書のひとつとされる、朱子によるものを底本としながらも、本書の訳注では、朱子学に当時批判的に論争しあったという、陽明学の考えも含めて、訳注なされた方の中立な考えをまじえているところに、読み応えがある。 戦後の教育からは排除されたかのようにも憶測される東洋的なもののかんがえを学ぶことは、日本にいきるうえで参考になる。今のあり方を論じるにはまず、先人の思想を知らねばならないと実感した。 自分を修めて人の上に立つとは、至誠とは何かを説く現代人必読の名著 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 大学・中庸ともに平易な現代語訳が、充実した注を伴って解説されており、容易に理解できます。難しい書だと構えて読む必要はありません。両者を合わせても分量は短く通読も容易です。“大学”は己自身を収めて(修己)こそ、人を治める(治人)ことができることを述べており、人の上に立つ人間であれば(親であれ、上司であれ)必読の書と言えます。修己には自分のおもいを誠実にすることが必要で、それは自分で自分をごまかさない、自ら欺くことがない(その独を慎む、慎独)ということであると述べています。“中庸”は、誠なる者は、天の道なり。これを誠にする者は、人の道なりの言葉に代表されるように、人間の本性である“誠”に従う道を示します。至誠の人は、他人はおろか物の本性をも十分に発揮させることができ、天地自然の造化育成を助けるまでの天地と並ぶ存在になると説きます。大学・中庸とも解説が素晴らしく、成立の歴史的背景が詳述され、原文の意味は勿論、それ以降の朱子学者の解釈、江戸時代から近現代の解釈を比較しており、学問的に高い信頼の置ける名著と言えます。 極端さを求める今の世の中にはかったるすぎるように感じますが… ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 金谷治先生の解説がいい。《『礼記』四十九篇のなかでその第四十二篇として編入されていたものを、同様にその第三十一篇として含まれていた『中庸』とともにぬき出して、『論語』『孟子』と並べて「四書」として尊重したのは、南宋の朱熹(1130-1200)、あり朱子学の大成者であった。『大学』は朱子によってこそ、初めて儒学の特別に重要な経典となったのである》(p.16)。実に明解。さらに朱子は長い文章を補ったりしたのですから、大胆というか、いつの間にか朱子学が儒学だったこともあったんでしょうね。「苟日新、日日新、又日新(苟に日は新たに、日々は新たに、又日に新たなれ)」というのはなんとポジティブな…という感じ。 「四書」の最後に学ぶべき書とされたのが『中庸』。金谷治先生は『大学・中庸』の中で、『中庸』の成立について、子思から伝承されたオリジナルの『中庸』が成立し、それは孟子にも通じる思想であったが、さらに荀子の「誠」も取り入れながら、様々な学者によって註されたテキストだとしています。 考えてみれば、こうした書物を読み、自分たちを律してきた東洋のリーダーたちというのはいじらしいじゃありませんか。そういう東洋が、たぶんあったということは好きですし、いまでも、少しは残っていてほしいな、と思います。 |
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大学 (講談社学術文庫 (594)) |
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著者: 宇野 哲人 定価: 価格:→¥ 80 | 音読に最適 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「大学」は修身・斉家・治国・平天下を根幹とした儒教の政治 思想を説いたものであることはよく知られています。 「大学」のテキストはたくさんありそれぞれ特徴がありますが、 とくに本書をお薦めする理由は、昨今その価値が注目され始めた 音読に最適であるからです。 つまり日本語書き下しの部分が他の部分より大きな字体かつ太字 で印刷され、さらにすべての漢字にルビが振ってあります。著者 は本書を音読の便に供するために、このような体裁をとったもの と思われます。 この書き下し文を実際に音読してみると、大変リズミカルで格調 高く、精神的快感をおぼえます。 本書は研究や教養のためでなく、音読し、さらには暗記して自己 の修養に資したい人にとくにお薦めします。 |
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大学は「プロジェクト」でこんなに変わる―アカデミック・アドミニストレーターの作法 |
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著者: WISDOM@早稲田 定価: 価格:→¥ 1,390 | この本は、すごい! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 私はある商品の販売プロモーションに関わる立場からドラッカー著書に触れる機会は多かったが、本書において違った環境での具体例に触れることができた。 プロジェクトマネジメントの本質を、実践例を基にこのように分かりやすく解き明かしている本は、これまで見たことがない。 大学職員を相手に書いたものであるようだが、それにとどまらず、私のようなプロジェクトの運営に悩む者、また広い意味においてなにか新しいことにチャレンジしたい者、組織に閉塞感を抱いている者、さまざまな立場の者に勇気を与える本である。 最近、早稲田大学の改革が進んで元気になってきたと感じていたが、著者である「WISDOM@早稲田」のような職員グループが、それを支えていることがよく分かった。 特に、そのグループを指揮している高木直二理事という人物には興味をそそられる。直接会って話を聞いてみたいくらいだ。 それにしても、大学経営のノウハウをこのような形で公開してしまっていいのだろうか。 前書きをラグビー部の中竹竜二監督、後書きを白井克彦総長が書いている点から了承済みではあろうが、かえってそれを許した早稲田大学の心の広さには驚くばかりである。 その意味でも、この本はすごい! 大きな教訓を得た1冊 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 職場のいきいきとした事例による、具体的なプロセスと方法論に満ちた実用書。 早稲田大学教職員による複数のプロジェクトの事例をもとに、プロジェクト運営手法を紹介したものである。 ”WISDOM@早稲田”という大学教職員有志による自主的研究グループによって書かれている。 本書は、大学職員をターゲットとして書かれているという。 しかしながら、教職員の長年の経験を元にしているからであろう。 大学組織の枠を超えた”組織論”の書として、人間社会での普遍性を持つ珠玉の教訓に満ちている。 強く印象に残った箇所を下に記す。 ・「みんなで決めたわけではないけれど、これが合理的なのだ」という決定の仕方をしてしまうと、問題となった部分は水面下でいつまでもくすぶり続ける (p54) ・能力の判断基準となるのは、過去の会議での発言や作成した資料、そして実績。それ以外は見ないこと (p84) ・理不尽な批判にさらされるメンバーがいれば、全力で守るのがリーダーの務めです (p100) ・(メンバーの功績、褒めることを称えて)人は少しの賞賛を杖に、人生を歩むもの (p126) ・プロジェクトを発進した後、熱烈な賛同者を増やすよりも、反対しない無関心層を増やすことに力を注ぐべき (p181) ・報告書作成の際には、伝統がものをいう。伝統継承の価値はいわば葵の御紋の役割を果たします (p182) 大学といえば、象牙の塔という印象があるが、本書を読むとイメージが変わった。 予算と人材をどうに合理的に使い、大学、社会をよくするかということを、著者は常に考えていることが窺える。 また、全体的な印象として受けたのが、著者の辞書に「予定調和」という文字はないということである。 様々な現実の葛藤を織り込んでプロジェクトに向かうという姿からは、精神の強靭さと前向きな姿勢を感じた。 確信的な言い切りもしばしば見られるが、どれも経験に立脚した力があるがゆえに、押し付けがましくなく、むしろ、とても爽やかな印象を受ける。 多くのプロジェクトで問題を抱える大学職員の方のみならず、企業の方にとっても、非常に有用な実用書であろう。 大学経営の入門書 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 早稲田大学の職員改革を「プロジェクト」というキーワードで、分かり易く語っ た本です。 「WISDOM」というエンドユーザー指向のシステム開発手法を使って、業務改善運 動をすすめた経緯、その推進の極意が書かれています。 大学職員や自治体職員の研修テキストにも使えると思います。研修プログラムも 準備しているようです。 |
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大学ランキング2009 (「週刊朝日」進学MOOK) |
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著者: なし 定価: ¥ 2,100 | |
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危ない大学・消える大学 2009年版 (2009) (YELL books) (YELL books) |
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著者: 島野 清志 定価: 価格:→¥ 1,048 | 推薦やAOは? ![]() ![]() この本には、ほとんど考えた形跡が見られない。ただただ、偏差値や社長の数など、調査して載せているので、その調査の苦労はたしかにあるだろう。 しかし、90年代から私学を席巻している推薦・AO入試の分析が完全に本書からは脱落している。現在、私学では、推薦とAOを合わせれば、定員の50%以上をとっても何の問題もない。したがって、私学の偏差値は、そういう法人側のさじ加減と言う意味でも、入学者の半分は測定外という点でも、所詮「幻想」である。その現実を知っていながら、私学の偏差値だけを出しているのは、確信犯か、それとも単なる不勉強か。また、私学の中でも、そういう「偽装」を行っているのは、低偏差値大学ではない。なぜ、一切触れないのか、09年版まで更新されている本なのに、理解に苦しむ。 最後のQ&Aで、本書に対する批判にいろいろ答えているが、なぜ推薦やAOの問題点について歴史的に一切触れないのか、それについては答えていない。所詮は、著者の出身校をはじめとする私学の利益代表なのか。 なんだかんだ言って毎年発行してる理由は・・・ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() やはりそれだけ読者がいて支持されてるって事ですよね。 情報としての根拠はまぁあるわけだし、インターネット上で云々言われていることより こちらの方がよっぽど根拠あると思います。 賛否両論・・・憶測ですが否の方の方はこの本でたいしたレベルでないランクに入っている方だと思います。だってSAクラス(早慶上智ICU)の人がこの本読んだところで文句が出るわけないじゃないですか。著者も言っているように気に入らないなら読まなきゃいいだけの話です。 結局きれいごと言ってても学歴社会になってますしね。 会社の採用面接の際、卒業大学によって配る資料が違うんです(『上位校の子には厚みのある封筒配ってた・・・』って言ってた人がいます。) この本読んで、大学が増やす理由が全くないことが分かりました。補助金やらなにやら税金の無駄ッ!!なんで国が放っておいているのが理解できません!!一度見直してみるべきですね、この状況。。。 大学を取り巻く環境に変化の兆し ![]() ![]() ![]() ![]() 危ない大学の候補校である「Nグループ」とは別に、在籍学生数非開示大学や 推定定員充足率の特に低い大学、とNグループの括り以上に絞り込み、具体的に 大学名を挙げているのは興味深かったですね。他のNグループ校以上に危ない 大学という事でしょうか。ここ数年で危ない大学はかなり絞り込まれて来ている 印象を受けます。そうは言っても底辺に近い大学の数自体が増えているので、 相対的により危険性が高い大学を厳選した事で数が絞られてきているだけで、 それ以外の大学がすべて安全な訳では決してなく、挙げられている大学は (言葉が適切かわかりませんが)「氷山の一角」と捉える方が現実的かもしれません。 志望大学選びのページには有名私大であってもハードルが極端に高い訳ではない旨の 事が書かれていました。非進学校や非有名校から東大や京大は難しいかもしれないが、 早慶クラスなら非進学校出身者もいるものだ、とも書かれていました。 私個人の考えで恐縮ですが、「MARCH」「関関同立」クラスならどんなレベルの高校からでも 十分に合格は可能だと思います。有名大学も最近は門戸を広げているので挑戦してみる 価値はあると思います。 勉強以外にも「調べる」という行為が案外、合格には大事かもしれません。 「簡単に諦めてはいけない」著者の言葉を借りると共に非進学校、非有名高校の生徒さんに エールを送りたいと思います。 個人的な感想ですが参考になれば幸いです。 |
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読本『仮名大学』 『大学』を素読する |
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著者: 伊與田 覺 定価: ¥ 1,680 | この商品のポイントは素読CDにあり ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 大学のテキストと素読のCDが入っている。 テキストは他でも手に入るのだから(明治書院版など wikiからも中国語の大学にリンクできる)、この商品の価値はテキストよりも、素読のCDにあると言える(もちろん著者の筆になる大学の文字もすばらしい)。 だからこそ、素読のCDについて、指摘をしたい。 CDは20分弱の1トラックだが、 私はトラック分けを希望するのである。 その理由。 『大学』には、様々な解釈があり、大きくわけて『古本大学』と『大学章句』の2つあることは有名である。両者は、テキストの中身は同じだが、順が異なる。 1トラックでは後者のテキストの順番でのみしか素読を聞くことができない。 wikiや明治書院などを見ればわかるが、このテキストと異なる順番で大学に親しみ暗誦してきたものも多い。両者の助けとなるためにも、今後素読のトラックわけをし、どちらのテキストの順番でも聞くことができるようになることを希望する。 著者の手になる『仮名論語』もおすすめしたい一冊である。 ポケット版を全小学生にくばってしまいたいくらいだ。 中国古典の入門書の最高峰 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() CDがついていることに惹かれ購入しました。 この本はCDを聴くことでいつのまにか言葉が頭から離れなくなってきます。車の運転中に聴き、部屋に帰り本を読むことで言葉の意味を理解する。CDを100回以上聴いたと思います。すると、いつのまにか暗唱できるぐらいになりました。暗唱できるようになると、一つひとつの漢字(言葉)の重さに感動できました。 論語を読む前に一読しておくと、論語に書かれている言葉の意味を「す〜」と理解できるような気がします。本当に良い本に出合えた気がします。 ありがとうございました。 ここから創める“修身” ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 皆さんも、二宮金次郎像をご存知だと思います。 あの背中に薪を担ぎ、本を読みながら歩いている姿を寓言化した銅像で有名ですね。 その金次郎が読んでいるのが、この『大学』なんです! 『大学』は、四書(五経)のひとつ。 四書の中でも、はじめに読む本と言われています。 さて、四書は昔から寺子屋などで“素読”という方法で教えられておりました。 素読とは、(単純に言えば)漢文訓読文を只管音読すると言う方法です。 しかし、素読にも独特の節のようなものがあるように思います。 よく時代劇や時代映画で、子供たちが『し のたまわく・・』とやっているところを観かけ ましたが、やはり、節というか、間というか、抑揚のようなものが少しだけあるように感じ るのです。 そこで、この本です。 この本では、筆者による『大学』素読CDが付属されています。 また、本文も筆者の手による書によっています。 著者の朗読を真似びて、学び。著者の書字を真似びて、学ぶ。 まさに現代の“寺子屋”です。(“通う”という労が抜き取られてはおりますが・・。) そして、『大学』の精神を、読書百遍し、自らの風韻とすることができると念じしています。 お読みいただき、ありがとう御座いました。 |
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大学時代しなければならない50のこと (PHP文庫) |
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著者: 中谷 彰宏 定価: 価格:→¥ 1 | 100人のうちの1人になる ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 中谷彰宏氏の「大学時代しなければならない50のこと」は全国の大学生協に置かれている。 この本を手に取った学生は、「ラッキー」だと思う。私も大学2年生の時に買った。 この本は「100人のうちの1人になるための本であると思う。」 もし、1人になりたくなかったら、徹底して99人になればいい。 あとは、本を読んでみればわかります。 ひとつの例にすぎない ![]() 全く得るものがないわけではないけれど、大半の人は首を傾げたくなるんじゃないかな。 こういう人もいるんだな、くらいに受け止めた方がいい。 うぅ〜ん ![]() ![]() ![]() 例が少し特殊だから万人向けではないですね。 考えさせられる事ももちろんあるけど これを読んで何か考えなどが変わったりする事はなかった。 もう少しピンとくるヒントがあると良かった。 |
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下流大学が日本を滅ぼす! (ベスト新書) |
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著者: 三浦 展 定価: 価格:→¥ 290 | 下流同士で ![]() ![]() ![]() 下流の人たちが、自分に都合の良いようにレビューを書いているので参考になりません。 この本の場合、他人の低レベルなレビューは参考にしないで、しっかり、自分自身で読んだほうがいいでしょうね。 日本の未来を考えよう ![]() ![]() ![]() ![]() 他のコメントにもあるように、文章は下品である。安易な若者批判かもしれない。しかし、実際に下流大学の教員をやっていると、書いてあることはことごとく真実であるとわかる。彼ら・彼女らが大卒として社会に出て行くと思うと背筋が寒くなる。「日本を滅ぼす」というタイトルもあながちウソではないだろう。文部科学省は危機感を持った方が良い。 下流新書はもうこりごり! ![]() ページをめくるたびに目を疑った。あれ?著者は三浦展氏では無かったか? 確認すると確かに三浦展氏・・・あ〜、まだまだ頑張れる年齢なのにここまで 手抜き&聞きかじり話満載とは悲しいなぁ、というのが第一印象です。 まあ著者は好きなものを書き、世に出そうとするものだから結局、何をどう書こうと 自由だとは思う。しかし、キャッチーな題名をつけて、内容はなんでもいいから とにかく出版してしまえ!という出版社さん、プライドは無いのですか?と問いたい。 ぜひ別の出版社のしっかりした編集者さんが、この問題を真摯にしっかり取材& 構成して出版していただきたいものです。 |
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ニッポンの大学 (講談社現代新書) |
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著者: 小林 哲夫 定価: 価格:→¥ 276 | 大学ランキングを評価する ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 人間は評価に弱い。 それはアカデミズムの世界でも同様だ。 高等教育がグローバルな競争の時代に突入している現在、 大学ランキングの意味は従来より重くなってきていることは事実だと思う。 本書は大学ランキングの調査方法や結果に関して、 冷静な分析・論評を行っており、 ランキングに右往左往する無意味さを指摘している点で、 従来のランキング本とは一線を画する。 我々は大学に対して教育のあり方自体、生徒の面倒見のきめ細やかさなど、よりミクロな視点での評価を自らの判断軸にて実施して行かなければいけないと感じた一冊。 お勧めです。 大学を外見的統計で測る無意味さを暴露?! ![]() 朝日新聞社が1994年に創刊した「大学ランキング」の編集長が書き下ろした大学ランキングの状況を世界規模で展望した1冊。日本の大学ランキングは、入試難易度である偏差値競争に始まり、大学ランキングで収束した観がある。2007年8月アメリカでは全国紙USニューズ&ワールド・リポートが毎年公表する大学・大学院ランキングにデータ提供を拒む有名大学が増えているとNYタイムズは報じている。 教育は初等であれ高等教育であれ、不易な価値観に基づいており、日本の文部科省が教育改革に失敗し続ける無様さはこの不易さを忘却し続ける無教養が原因であろう。 ともあれ、大学は自己実現するために、自立するために学ぶ機関である。同じ学ぶならば、気に入った教師の下で学習するのが最善である。その選択肢として大学は自らので実績を公表して学生募集に役立てる。これを全国規模・世界規模で調査し、公表するのが大学ランキングである。だが、ここに選ばれた大学が公表する情報だけでは、大学の内実を知ることはできない。偏差値と大学ランキングだけで大学を選ぶととんでもない落胆を味わうであろう。アメリカの大学は6-8月に高校生向けにいつで大学見学させる機会と体制を整えていて、在学生がキャンパスの主要な施設を見学させる。特に図書館が選択基準の#1である。就職や部活も大事なのは世界共通だが、大学が提供する生産物は、教育力であり、研究だけではない。教育力を支える一つが施設であり、教員の能力である。それを支えるのが、研究力で、研究を支援するのは学術情報源である図書館である。それゆえに蔵書目録は18世紀から重視され、これをもとに提供する授業、そして授業を担当する教員人事が展開される。日本の家元制度的な人事とは全く逆のシステムで運営されているのが欧米の大学である。これら違いの意味を踏まえない限り、同じ大学ランキングとみなすには無理があり、比較の意味が薄れる。 中国では留学先として、アメリカが金、欧州が銀、日本は銅という評価が定着している。これは教育力を精確に見ぬいている。日本は教育を支援する多層的な人的な支援がないに等しい。TA制度は理系のみで他の分野にはいないに等しいところで、教育力の底上げは無理である。このあたりまで、踏み込んでランク付けをしないかぎり、大学の実情を精確に見ているとは言えない。所詮部外者の戯言である。 ランキングを出す者が持つべき、責任感が勉強になった。 ![]() ![]() ![]() 1項目につき、だいたい見開き1Pに考察とランキングの表はまとまっている。 自分は大学は卒業してかなりたつし、教育業界にかかわっている訳でもないので、実際問題として中身がすぐに役に立つ訳ではない立場だ。 子どもの進学のために、少し読んでおこうかというスタンスだったのだが、まあそれ位のスタンスで調度いい本だった。 切り口の多様さから来る迫力や、できるだけ裏づけのある、意味のある数字を責任を持って出すぞという筆者の気持ちやスタンスのほうが、勉強になった。 読み返す気にはならなかったので、星は3つです。 |
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大学図鑑! 2009 |
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著者: オバタ カズユキ 定価: 価格:→¥ 1,480 | 年々パワーダウンしてて残念 ![]() ![]() 今回から石原壮一郎さんは離れてしまったのでしょうか? オバタさんの文章だけでは主観(悪く言えば決めつけ)が強すぎて、 毒が効きすぎな感じです。 マイナー大学の粋な取り組みや理系を評価する石原節が減り、 何はともあれ高偏差値&先入観ありきのオバタ目線が前面に出てます。 「東京理科大出身者は東大一工早慶理系出身者の下働きになる運命」 みたいな事を笑えると思って載せちゃう感覚です@オバタ目線。 それが社会の現実と言っちゃえばそうかもしれませんが。。。 ともあれ年々部数は落ちてるのではないでしょうか? やはりこの本のピークは2004年版位までだった気がします。 賛否両論ある本ですが・・・ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 著者(たち)の主観であることを予め理解しておかないと、まともに読めないかも・・? 予備校関係者である私が探していたタイプの本です。 だいたい大学の−−特に関東や関西の"有名"私大の−−価値なんてものは、より多くの人の主観で作られるのですから、大学のHPやパンフ、「まじめな」情報誌(宣伝広告?)などでは見られない、誰かの主観が欲しいわけです。 自分の出身大学もこんな風に見られていたんだなぁ、でも的を射ている!なんてのもあって爆笑しました。 偏差値下位大学の学生、およびOB・OGには、読んで耐えない部分もあるかもです。 相変わらず酷い ![]() 2008同様、読んでいて本当に調査したのかと思うような情報や明らかな偏見で書かれたような事が多く不快感すらおぼえた。確かに他の本では載っていないような情報はあるが、ほとんどが否定的で建設的な意見がない。この人は結論が飛躍しすぎている。 |
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