一瞬でキャッシュを生む!価格戦略プロジェクト |
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著者: 主藤 孝司 定価: 価格:→¥ 849 | 値上げは正しい ![]() ![]() ![]() ![]() 非常に面白い。よくある一攫千金を狙うような本ではなく、 とても的を得た真面目な本であった。 確かに価格をどのようにしてつければいいか分からなかった が、この本によって具体的な方法と、方法論を持つことの重 要性が理解できた。価格決定要因はコストでもライバルでも ない、値段を上げると質がついてくるなど、納得できる話だ。 書いてある内容は聞けば実行し得ることだが、こういう戦略 に素直に気付くことには才能がいると思う。筆者の気付いた 経緯、市場テストなどのエピソードも面白い。 根拠のない思い込みに囚われないこと、必要な情報は直接相 手から得ること、正しいと思うことは勇気を持って実践する ことなど事業の基本を実践すれば、値上げという正しい戦略 が出てくる。 高く売ることへの勇気を与えてくれた一冊! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() まだ、まったくこの本のまま実行してはいないが、<p>僕が以前から抱いていた、「価格を下げたら負け」という意識に裏づけを与えてくれた。<p>ネットビジネスをしている人たち・それなりに結果の出ている人手さえも、<p>話してみると、売るためには値段をそこそこにするとか、<p>安くなきゃ売れないとか、思っている。<p>僕はそうは思わない。<p>僕は昔、疑問におもったことがある。<p>価格.com最安店以外の店がつぶれないのはなぜだろう?<p>なぜ、家電量販店ではメモリーカードがこんなにも高いんだろう?w<p>それはつまり、お客がついているからその値段でも売れる、<p>逆に、その値段でないと、お客は離れてしまうのだと。<p>どんな商品だろうと、値段に見合った客がついてくる。<p>安いだけの商品には、(いい方は悪いが)安っぽい浮気性の客しかあつまらないのだと。<p>それは、自分の、ヤフオクでの体験でも感じてきたことだ。<p>”その他大勢”でいいなら、値下げ競争してればいい。<p>抜け出したいなら・・・高くうる技術を身につけるべきだ。<p>この本では、単純だが実践的なアイデアを使って最適価格を決める方法が書いてある。<p>売る前に客に聞くというのは実に理にかなっている!<p>情報商材にするなら2万円で売ってもいいくらいの内容かもしれないが、<p>一般書籍にした主藤氏の底の恐ろしさを感じる。<p>彼にとって、こんなの隠すノウハウじゃないってことだから^^;<p>高価格志向な人にも、【値下げは善】と思っている人にもぜひ読んでほしい一冊 煽りすぎですが ![]() ![]() ![]() ![]() 「付加価値をつけて<br>高い価格で販売しなさい」<br>ということが主旨です。<p>神田氏系の本にありがちですが、<br>既存の手法からセンセーショナルに一部分を抜き出し、<br>都合の良い事例で説明してあります。<p>しかしながら、<br>論旨は正しいことを言っていますし、<br>個々の実践方法は参考になります。<br>特に5章の適正な価格帯を調べるためのアンケートは<br>(これも"驚異の価格決定法"と煽っています)<br>使ってみたいと思いました。 |
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売りたいのなら、値下げはするな!日本一わかりやすい価格決定戦略―価格設定と消費者心理のマーケティング (アスカビジネス) |
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著者: 上田 隆穂 定価: 価格:→¥ 1,046 | 分かりやすい入門書 ![]() ![]() ![]() ![]() 企業にとって、価格設定は非常に難しい問題だと思います。日本の会社では、科学的な根拠なしに価格付けを行うケースが多い模様です。本書では、付加価値の適正な対価を科学的に分析し、価格付けを行う手法が紹介されています。 価格戦略の本は、どうしても複雑な理論に偏りがちなのですが、 本書のターゲットは「初心者」であり、意識して平易な記述がされていますので、 無理なく独学で学ぶことができます。 一読の価値はありです。 あまり・・・ ![]() ![]() MBAの学生です。価格の設定に興味があり読みました。結論から言うと実践で使える要素が少ない本でした。 第一に筆者の主張は、価格を下げず、高くても買うロイヤルカスタマーを相手にしろというものです。旅館や高級店ではそれでいいのかもしれませんが、スーパーは高いと買うのだろうかとまず疑問に思いました。自分はやはり安い店に行きますから。その疑問に筆者は、特売などはしないで、クーポンや全体的な値下げで対応しろと・・。んん、何か矛盾していないかと感じました。結局スーパーはどういう価格戦略をすれば良いの?という質問は最後までクリアになりませんでした。 第二に筆者は様々な価格に関する研究を紹介するのですが、どれも非常にわかりづらいです。読んでいて全く頭に入りません。逆にこの研究が本当にここに必要なのだろうかと思うものも多いです。 フォローをすると、牛乳の値段の受容価格の調査法やベンツのケースなど興味深い話もいくつかあります。この著者の持ち味は、ケースブックのほうが生きるのではないかと感じます。 全体的にも著者がわかりやすく説明することに腐心すればするほど、本質からずれている気がします。 難しいことを分かりやすく書いた書_ただし前進は見られない・・ ![]() ![]() ![]() ![]() 本書は、価格戦略に関する著名な研究者の一人の研究成果(過去の著作なども含めて)を、マーケティングの専門家でない人たちに、平易に伝えることを意図して出版された書である。ゆえに、その内容は、著者の書籍を読んでいる人であれば、新しいものはほとんどない、と言ってよい。単純に、簡単に書いてあるだけである。とはいうものの、価格設定方法などでコンジョイント分析を紹介するなど、実務に利用できる内容は盛り込まれているので、一読の価値はある。大きく内容は5つに分けられる。1,消費者が価格に帰属しないのは何故か。2,商品の使用価値が変化するという問題、3,価格決定の主導権をいかに握るか。4,価格設定の方法、5,利益の出る価格戦略、などである。しかし、何度も読み返すような、知的興奮を覚えるような書籍ではない。本書には、マーケティングにおける価格戦略・価格理論の根底にある論理をえぐり出すような、体系化するような内容がほとんどないのである。例えば、価格が品質推定の役割を持つのは何故なのか、製品の価格から品質を推定しようとしている購入者がいるとはどういうことなのか、こうした回答に答えることはできない。そのため、もう少し深く思考すれば結びつくかもしれない価格競争・価格の品質推定問題・使用価値と価格の問題・市場細分化と価格の問題・価格決定主導権獲得問題などが、アドホックに展開される内容となっている。<br>本書のスタンスは、経済学における価格理論とは異なる、ということである。確かに、こうした考え方は正しいと思われる。例えば、経済学ではその議論の中心は価格であるが、マーケティングにおいては、価格はマーケティングミックスの一要素となるに過ぎない。こうしたことを考慮すれば、先のスタンスを明らかにしておくことは重要であろう。しかし、経済学の考え方には、価格を下げれば需要が上がる、という基本命題もあり、こうした命題は、現実世界においても現に生じうる、というのは見逃せない事実である。例えば、価格競争を展開するために、価格革命や価格破壊などという現象が生じた。これは、価格を下げて需要の拡大を図ろうとするものであり、その意味で経済学の理論の応用可能性を見ることができる。このように考えるならば、経済学とマーケティングは、やはりどこかで通じている部分があり、その点をも考慮した体系化がなされることによって、価格競争・非価格競争の根拠を導くことができ、さらには、これまでアドホックな問題として扱われてきた価格の品質推定問題・使用価値と価格の問題・市場細分化と価格の問題・価格決定主導権獲得問題などを体系的に位置づけることができるのではないか、と思う今日この頃である。<br>いずれにしても、価格に関する議論全体として、アドホックに沢山の議論が展開されている。ここで、マーケティングの本質との整合性を図りながら、価格に関する議論の基礎理論が構築されてもいいのではないか、と感じる。 |
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価格戦略を知る者が「利益」を制す (Harvard business review anthology) |
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著者: なし 定価: 価格:→¥ 997 | 単に安くすればいいというものではなく、しっかりした理由で ![]() ![]() ![]() ![]() 価格を決めないと、単に安くしてもそれが効果的な期間は短いので、どんどん安売りになり、結果として、利益が上がらないということになる。価格以外の勝負ができることが利益をもたらす。どんな戦略を立てるか、考えるきっかけを与えてくれる本である。 そう言われてみれば・・・ ![]() ![]() ![]() 8章からなる論文です。消費者の変化による価格への影響、新しい商品層の話、価格が競争に与える影響、価格競争の戦いかた、インターネットの登場と価格の関係、などです。価格を決定する方式が、公式や数式で、説明されているような本ではありません。価格の決定要因や考慮点、価格の効果等について、調査し、まとめたものです。事例も論文中に、豊富に引用されています。<p>どの論文も、短く、読みやすいものでした。結論や主張も明確でした。価格を決めるときの考慮点がよくわかります。そう言われてみれば、自分もそうだ!とか、それで、この値段なの、と関心しながら読みました。 |
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価格はなぜ動くのか 金融マーケットの謎を解き明かす |
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著者: 早稲田大学ファイナンス研究科宇野研究室,宇野 淳 定価: 価格:→¥ 1,298 | 証券制度の紹介本 ![]() タイトルは、「価格はなぜ動くのか」です。 投資家が普段考えないような事柄が書かれているのかと思って読んだのですが、 完全に期待は ずれでした。 内容はほとんどが新聞テレビでお目にかかるような内容です。 例えば、株式分割とかライブド アショックとかGMシ ョックとか。 取り立てて目新しいことは何一つ無いです(サブプライ ムローン問題が目新しい といえば目新しいのですが、たいした内容ではないです)。 電車で気楽読み ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 通勤電車の時間内でも、一つ一つが独立したテーマで完結に書いてあるので、好きなところを選んで気楽に読めました。ここ数年の「あったよね〜」という出来事を取り上げて、そこでどういう事が起こったかのか、読み取れるか、が分かりやすく書いてあると思います。親しみやすさ+数字の資料で、金融初心者でも、よく知ってる人でも興味深く読めると思う。 マーケット参加者に必見の一冊 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 難しいことを、簡単に説明することは本当に難しいのですが、この本を読めば価格の仕組み、市場のメカニズムが簡単に分かってしまう、そんな一冊です。その理由は、著者たちが学者でなく真のマーケット参加者で、かつ素晴らしいアカデミックなバックグランドをお持ちだからでしょう。 昨年夏にサブプライム問題が台頭したとき、ほとんどの金融関係者、マーケット参加者が楽観的でいまごろ頭を抱えていると思いますが、この本で、価格のメカニズムを勉強しておけば、相場の先行きも分かったはずです。出版が今年で残念でした。 マーケットが、ますますグローバル化し、クロスマーケット化し、エクゾチック化して、価格の行方が掴みづらくなっているなか、この本は、マーケット参加者の羅針盤となると確信しています。 |
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限界利益分析による価格決定戦略―コスト吸収、差別化で優位に立つ、値上げ・値下げ戦術 (Doyukan Brush Up Series) |
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著者: 窪田 千貫 定価: ¥ 1,890 | |
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ケースで学ぶ価格戦略・入門 |
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著者: なし 定価: 価格:→¥ 846 | 今度は結構わかりやすい ![]() ![]() ![]() ![]() 前作が総論としては理解できても、理論解説が中心となり具体的には判りにくいという結果に終わったのに対して(著者も前書きでそれを認めている)、今回は具体的事例解説を中心に、さらに具体的データを載せて説明しているので、臨場感があって、効果を具体的な数字でつかめる等、格段に判りやすくなっているといえるでしょう。<p> ものを売る人、マーケティングを学ぶ人にとっては一読の価値のある教科書的図書と言えるのでは?<br> ただ低価格戦略とブランド戦略の2つしかのっていないので、現実的にはちょっと参考にならない場合も。 |
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価格優位戦略 |
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著者: マイケル・V.マーン,エリック・V.ログナー,クレイグ・C.ザワダ 定価: 価格:→¥ 1,500 | 数量ではなく、単価こそが利益の鍵だった ![]() ![]() ![]() ![]() 売り上げと利益における相関関係は、「売り上げが上がれば利益も上がる」程度の認識しかありませんでした。 しかし、本書では売り上げの拡大以上に、「単価の制御」が利益の向上に貢献すると訴えます。単価が1%上がれば、利益は11%も向上することが簡単な数字を使って解説されるため、ある人にとっては、「福音」となるでしょう。 しかし、この考え方が効果があるのは、一定規模の売り上げがある物販業界に限られるように思います。サービス業においてはそもそもリベートのような見えない支出は一般的ではありませんし、一定規模の売り上げがなければ、改善出来る利益規模も微々たるものです。 とはいえ、このような考え方がここまでシンプルにわかりやすくまとめられた本はあまりありませんので、一読の価値はあります。 ヘビーすぎる ![]() ![]() あまりにも内容が微に入り細を穿っている。<p>プライシングのことで今まさに悩みを抱えている人以外にとってはヘビーすぎるだろう。<p>同社より出版しているマッキンゼープライシングを斜め読みすれば十分かと思う。<p>よくわからんのは上述書籍と内容的に同一の箇所が結構あった。それもあってこの本は専門家以外は読む必要ないと思う。 マーケティング担当者、営業担当者必読の書となりそう ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() BtoBのマーケティングや営業現場では安易な値引きを行いやすいが、その現況に警鐘を鳴らし、いかに価格優位を築けるかを具体的に記述されている。<p>装丁の重厚さの割に小難しい理論も少なく読みやすい。<br>BtoBのビジネスに取り組んでいる人は読んで損はないはず。<p>「1%の値上げが11%の利益増に寄与」とは確かによく考えてみれば難しいこと行っていないのだが、案外盲点の指摘…。 |
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価格戦略論 |
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著者: ヘルマン サイモン,ロバート・J. ドーラン 定価: 価格:→¥ 1,941 | それほど新しくはない、と思った・・・ ![]() ![]() ![]() 本書は、パワープライサーになるための方法に言及した書である。パワープライサーとは、従来の価格設定法を、コストプラス方式から顧客価値ベース方式へと転換しプライシングを展開する企業主体のことであり、価格を主体的につけることができる以上、当然その主体は、市場において価格リーダーシップを持っている主体である、ということが含意されている。<br>ところで、こうしたプライシング手法の発想転換が行われる背景には、消費者の製品についての使用価値の個別性に注目する傾向が出てきたからであろう。すなわち、消費者は製品を個別的に消費し、それゆえ個人個人異なった価値を実現する。それにも関わらず、その製品に付けられている価格は一つである。こうした視点から捉えると、価格は消費者ごとにカスタマイズされる必要がある、という問題を提起することができるのである。すなわち、パワープライサーが求める究極の価格戦略は、個人個人に異なる価格付けを展開するという意味での価格カスタマイズ戦略の展開という点に求めることができる。<br>しかし、本書の議論は、市場細分化レベルにおける価格カスタマイズを示唆するものとなっており、従来の価格に関する議論の整理というものになっている。そして、それらの議論を基礎として行動すればパワープライサーになれる、という論調を展開している。決して、一人一人に異なる価格付けをどのようにしたら展開できるか、ということを議論するものではなく、その意味では、本書には新しい点はあまりない。<br>こうした内容の場合、そこで生じる問題は、必ずといってよいほど、「価格競争」である。価格競争にいかに対処するか、この問題をクリアしなければ、いかに顧客価値を基礎としたプライシングを展開できるパワープライサーであったとしても、有意なプライシングを展開することができないと思われるが、この点に関する記述も少ない。よって、パワープライサーになる方法を論述していると、なかなか言えないのではないだろうか。<br>全体として、主張に対する論拠が不十分であり、あまりハラハラドキドキしない内容である。 下記のレビューに追記 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 下記のレビュアー程、難しいことは書けないので、自分なりの追記を。<p>1) 記述方法は教科書的なため、リポート的な記述を期待しない。<br>2) この本以外に、ブランディングに関する本を読むと良い(価格決定に、ブランド戦略が絡むとより難しい問題点になる)。<br>3) 内容はある程度読解力が読み進められ、経済・経営学部出身ではなくても、役に立てられる。 プライシング戦略について学際的にアプローチした良書 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 戦略とは、競争上の軸を選択することといわれている。本書の巻頭にドラッカーが述べている通り、収益性を規定する変数は、価格、数量、コストである。日本企業は数量とコストを追求することで企業成長を成し遂げてきた。しかし、戦略的重要性は、Pricingに移っている。Pricingに対しての自由度と戦略的活用が日本企業にとって重要であることが、本書全体から伺える。<p>また、このことは、日本企業だけではなく中国企業にとっても同じ意味を持つ。中国に対する本当の一番の脅威は、コスト優位性だけではないのではないか?コストと数量をベースとした戦略だけではなく、プライシング戦略を効果的に出せない日本企業に対して、この点についても将来イニシアティブを取られる可能性があることに読了後戦慄をおぼえる。<p>扱っている価格設定論点として、プライス・カスタマイゼーション(ミクロ経済学でいうPrice discrimination)、インターナショナル・プライシング、非線型プライシング、製品ラインのプライシング、バンドリング(抱合せ販売時の価格設定)、時間軸を考慮したプライシング(短期の場合、長期の場合)などが詳述されている。<p>全般的感想(メインは3章および5章〜11章)として、プライシングを戦略的に活用するということはどのようなことなのかについて豊富な事例を元に説明していると思われた。ミクロ経済学とマーケティングの両方の理論を実際どのように価格戦略に適用することができるのかが実際の事例に基づいて説明されている。コトラーのマーケティングの本は、体系に重点がおかれているようで、具体的にどのように実際に応用するかという事例はかかれていない。ビジネススクールでは戦略的目標にそって諸活動のバランス(構想実現のための全体最適)をとりながらマーケティングツールの応用の仕方をケーススタディーで学ぶので、なかなか書籍で学ぶことが難しい部分である。ケースの分析には論拠が必要となるが、この論拠となる重要なコンセプトをこの本は明快に説明している点が評価できる点である。<p>この本は、ビジネススクールでのコア科目のManagerial Economicsや選択科目のPricingの副読本に相当する。これらの科目については、いろいろな良書が存在する。事例と理論のバランスの点では、この本のほうが優れている。論調は、トム・コープランドの『Valuation(企業価値評価)』のような感じがする。理論の部分では、この本よりも、ハル・バリアンの『ミクロ経済学 Intermediate Microeconomics A Modern Approach』や、シカゴ大学のB.Peter Pashigian, “Price Theory and Application”が詳しい。バリューベースプライシングについては、ボストン大学のThomas T. Nagle, Reed K. Holden, “The Strategy and Tactics of Pricing, A guide to Profitable Decision Making”教科書のほうが詳しい。しかし、理論が実際どのように応用できるのかを知ってから、理論的にはいるのが実務家にとっては効率的な手順と思われるため、価格設定の実務をしている方々には本書の一読からはじめるのが良いと感じた。ゲーム理論やLPモデルが本書で説明されているコンセプトの背景になっているものもあるので、これらを勉強してから本書を読みなおすとさらに深く理解が進むと思われる。 |
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マッキンゼー プライシング (The McKinsey anthology) |
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著者: 山梨 広一,菅原 章 定価: 価格:→¥ 1,138 | 実践的なプライシングの考え方が学べる ![]() ![]() ![]() ![]() プライシングにテーマを絞った本は初めて読みましたが、「顧客便益」にマッチした価格を業界全体で設定していかないと、安易な低価格は業界全体を滅ぼすという理論が全体のベースになっており(構成としては複数の著者の論文の寄せ集め)、納得感はあります。 また、1%の価格改善が売上に与える影響は計り知れない、という視点から本書をスタートしており、プライシング戦略の重要性に対し腹落ち感がありました。 自分の身の回りにも検討すべき課題があるなという意味でも気づきのある本でした。 『価格』を科学的に管理するための指南書です。 ![]() ![]() ![]() ![]() 本書は著名なコンサルタントが書いたためかとてもわかりやすい本だと思いました。これまで経験しかよりどころがなかった値付けを考え直すには持ってこいの一冊です。 ・高い価格を取れる商品を開発すると言う意志がイノベーションを生み出す。 ・価格マネジメントを行う組織力を身につけるための三つの切り口、「能動的に、積極的に」「科学的に、分析的に」「経営的に、組織的に」 ・顧客にとってどの属性を重要としているかを確かめること(バリューマップ) ・変化する業界でポジショニングを考える。顧客クラスタ、競合の反応、VEL空の離脱、アンケート、景気循環の影響、ダイナミック・バリュー・マネジメント 等 ・ポケット・プライス・ウォーター・フォールによる実利益の管理。規格品の場合は効果大。 ・効果的な販促手法の選択。イメージ広告、クーポン、頻度 等 マーケティングにおける既存理論との関連は限りなくゼロに近し? ![]() 本書は、コンサル会社、マッキンゼーの何人かが、彼らの経験と自主的な研究の成果に基づいて、「プライシング」の基本的な考え方や具体的な手法を示した論文集であり、以下のことが主張される。<br>すなわち、「価格創造」を目指す必要がある、そのためには、「自社がターゲットとする顧客の行動やニーズを独自の視点で理解し、そのニーズを満たす商品やサービスの提供価値とそれに見合う価格を的確に設計し、そのうえで狙った価値と価格の双方を確実に実現する事業の機能や仕組みを構築し、対象顧客に対して価値と価格のバランスを効果的に伝えるという一連の能力を構築せよ」、というものである。実に当たり前の主張のように見えるが、言い換えればプライシングを行う際、それなりの根拠をもって行うことの重要性が主張されているように思う。それらを実現するために、1.能動的・積極的になれ、2.科学的・分析的になれ、3.経営的・組織的になれ、という。これらは初めの章で主張されているので本書を参照されたい。<br>その後、こうした価格創造を実現するような「手法的なもの」が各章で展開される。こうした分析手法を用いれば、価格を主体的・積極的に設定することができる、という論調である。各章実務的な議論が展開されており、自分も利用してみたい分析手法がいくつかあった。とにかく実務向きである。<br>しかし、評者からすれば的外れであった。第一に、消費者の個別の価値・使用価値の価格への反映という問題が価格に関する議論にはある。本書の目次を見てみると、「価格の創造」「価値の決定」などという言葉が目に入り、こうした問題に接近できる内容と思われたが、本書でのこれらの言葉からは、上記の問題には迫ることはなかった。第二に、価格の議論全体として、また価格とマーケティングに関する理論的枠組みを提供するようなそういった議論として、示唆を得られるものはほとんど無かった。例えば、流通過程の力が価格に与える影響・商品の革新性が価格に与える影響・品質推定と価格の問題など、これらに関連する議論がない。すなわち、プライシングに関連する問題に、マーケティングの幅広い視点からアプローチしているわけではない。それに、各議論の体系的関連付けは見られず、知的興味はほとんどわかない。現象を説明して、こうしたらよい、という論理展開でもない。 |
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価格.COM 賢者の買い物 |
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著者: 久保田 正志 定価: 価格:→¥ 550 | 今時のネットベンチャーに通じる創業期 ![]() ![]() ![]() ![]() 価格.comの創業から現在に至るまでの10年間を、創業者槇野文昭氏らのインタビューなどによって振り返る内容。全9章だが、約半分が槇野氏が2001年に引退するまでの創業期、もう半分が東証1部上場や不正アクセス事件を含めた拡大期という構成。 槇野氏はもうメディアにはほとんど出てこないということで、同社の創業時代の話を初めて知ったが、10年も前にスタートしたにもかかわらず、はてなの近藤氏やミクシィの笠原氏など「第3世代」と呼ばれる起業家に近い印象を受けた。初めから趣味ではなくビジネスを意識しつつも無収入でスタートし、常にユーザー目線で工夫を重ねて支持を集めサイトを大きくしていく様は、まさにイマドキのネットベンチャーとそっくり。 さらに、世の中にある情報を集め、ユーザーが発信する情報と組み合わせて価値を生むというのも、それらのビジネスモデルと重なる。ネットベンチャーの元祖がここにあるといっても過言ではない。 2005年に起きた不正アクセス事件についても印象深い。ユーザーやクライアントから復活を熱望され、復旧後にアクセスがすぐ回復したことで、かつて厄介者扱いされたサイトが、それぞれになくてはならないもの成長したことを裏付ける結果となったとか。「自分も会社をこうしたい」と思う方も多いのでは。 価格.comファンのみならず、ネットビジネスに興味ある人にも成功事例の1つとして読む価値がありそう。 企業は変化し続けなければならないもの ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 日本の価格比較、総合ショッピングサイトの代表的存在であるカカクコムの10年の歴史を、それぞれ役割と個性の違う3人の歴代社長を中心に描いたドキュメンタリー。 初代社長の槇野氏の事業創造に向けた信念、二代目穐田氏による成長そして上場に向けた革新、そして現社長 田中氏に率いられ成長企業を巡航・拡大させている現在と、ある企業がその成長過程の中で常に変化し続けていて、またその時点その時点の経営者には違った役割が存在していたということが、当事者御本人達へのインタビューをベースとして良く書かれている。 企業は変化をし続けなければ成長できず、そしてその変化をもたらしているのはまさにその企業を担う人間達そのものである。槇野氏から始まった一つのアイディア・信念に才能をもった人が自然と繋がり、変化していく。 カカクコムにとってもしも唯一変わらないものがあるとすれば、それはユーザーに対して最高のサービスを提供し続けようとする姿勢ということになろう。他の人がいやがるような面倒な仕事にも汗をかいて取り組み、カカクコムのメンバー皆が常にサービスを向上させていこうと努力している姿が本書からはよく理解できる。 これまでのユーザーはますますカカクが好きになり、使っていなかった人はこれからカカクを使いたくなるような、そういった作品に仕上がっている。 ”今だから・・”が満載でした! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() のめりこんで一気に読んでしまいました。 10年の間に、キャラクターの異なる3人の社長。 ご本人が書かれたわけではないので、少し構えて読んだのですが、 それぞれの3人の社長をはじめ、社内のキーマンの方へのインタビューに 相当の時間を割いて書かれたであろうということがよく伝わりました。 詳しくは本書に譲りますが、 当時新聞、雑誌媒体などで語られていた内容とは異なる、 3人の社長のキャラクターが浮かび上がってくるような、 ”今だから言うけど・・・”というエピソードもたくさんです。 特にサイト閉鎖に追い込まれた”ウイルス事件”の内幕は、 読んでいるこちらも変な汗がじわりとにじむような感覚でした。 いまでこそ株式市場でも評価の高い当社ですが、 一読して改めて価格.comの現状のサイトを眺めると、 なんだか不思議な懐かしさを感じてしまう本です。 |
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