D21 地球の歩き方 ベトナム 2008~2009 (地球の歩き方 D 21) |
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著者: 地球の歩き方編集室 定価: ¥ 1,785 | |
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旅の指さし会話帳〈11〉ベトナム―ここ以外のどこかへ! (ここ以外のどこかへ!―アジア) |
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著者: 池田 浩明 定価: 価格:→¥ 1,300 | 第1版はボロボロに擦り切れました ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ビジネスで役に立つとは思いませんが、食事や買い物では役に立つと思います。 この本の使い方として、他のテキストでベトナム語をある程度勉強してから、この本を使いながら、コミュニケーション力を強化する方法がひとつ。 もう一つの使い方は、全くベトナム語を自分で覚える気がなく(たとえば、数日の旅行など)コミュニケーションをとるためのツールとしてつかう方法があると思います。 第1版がボロボロになったので第2版も買いましたが、絵が洗練されました。 1版の内容は、2版に入っていますので、2版だけ購入されればよいと思います。 レストランや食堂でメニューを見てもわからないときは、何があるかを示してもらうと便利です。 同じシリーズの食べる指さし会話帳は、メニューの数が多く写真でわかりやすいので併用することをお勧めします。 もちろん私も持っています。 もっとベトナム語を覚えたくなる! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 普通、この手の単語帳は「海外行くんだから勉強しなきゃ!覚えなきゃ!」という意識で読むと思います。 でもこれは自然と「見たくなる、覚えたくなる」つくりになってます。シンプルな言葉で実際使える言葉が書かれているので、現地で即・試すということが可能。(ベトナム語の発音が複雑なため)伝わらなかった場合、絵を見せれば良いわけですから★ 即戦力で、「伝わる嬉しさ」を体感できる本です。そして伝わるからもっと覚えたくなる、という仕組みです。 現地の人と喋る時、「日本にはこんな本があるんだよ」とこの本を見せると、結構面白がって会話をしてくれます(^_^) やる気になる、ベトナム語を もっと覚えたくなる一冊なので、初めての人向けだと思います!! 現地でのコミュニケーションに一役 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 海外旅行に行く時、せっかくだからと現地の言葉の練習本として、こういう会話の本を持って行き、結局使わなかったこと、あるでしょう(私はある)。その原因は、いつ活用したらいいか分からないからとか、その時に適当な言葉が見つけられないからとかいうものではないだろうか。 この本、使用目的に分かれて絵と言葉で解説してあるので、非常に分かりやすい。昨年ベトナム旅行に行った時、ツアーで一緒になった1人旅の方が、これを持って現地のオトコマエボーイとコミュニケーションを取っていて、非常にうらやましかったのを覚えている。 ベトナム語の発音は、フランス語と合わせてもっとも日本語から遠いと言われていて、とにかく発音が難しい。また、観光地なら英語や、多少の日本語もベトナムの方は理解してくれるが、地方に行くとそうは行かず、食堂でのメニューも注文も困る(実体験)。しかしこれだと、絵を指させば分かってくれるので、そんな問題も解消されるのだ。 置いている書店が少ないので、ちょっと試し読み(立ち読みとも言う)するには難しいかもしれないが、現地の方と濃密なコミュニケーションが可能となるので、言葉が難しい地域の海外旅行に行く時には、ぜひ携行をおすすめする。 なお、このベトナム語の作者は、『さおだけ屋はなぜつぶれないのか』で知られる作者だ。とっても多才。 |
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ベトナムで見つけた―かわいい・おいしい・安い! (祥伝社黄金文庫) |
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著者: 杉浦 さやか 定価: 価格:→¥ 1 | こんなにかわいい本があったなんて! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 著者はイラストレーターなだけあって、旅先での様子が写真とともにかわいいイラスト満載で紹介されています。友人の商品買い付けに同行しての旅日記ですが、感性の豊かさや粘り強さをとことん感じさせてくれる文です。旅行ガイドとしても、エッセイとしても、イラスト集としてもこんなにちっちゃな1冊で何度も楽しめるなんて著者や出版社に大感謝です。 旅のお供に! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 雑貨店を開くことになった友人のひろみちゃんと、買い付けも兼ねたベトナム二人旅。<br>ベトナムのチープな雑貨が好きな若い女の子の乙女心くすぐりまくり♪<br>ぜひ、スーツケースに入れて旅行に持って行きたい超おすすめのガイドブックです。<p>ほとんど全ページにかわいいイラストやカラー写真が載っています。<br>とにかく著者の杉浦さんのセンスと着眼点がサイコー!<br>チープでかわいい雑貨。<br>安くておいしいお店。<br>日本人の私たちから見るとどこかヘボいベトナムの人々のライフスタイル。<br>ページをめくるたびに笑ったり、「かわい〜」「おいしそ〜」と歓声をあげたり大忙しです(笑)<p>しかし、そんなベトナムの良い面だけでなく、料金的な面での相場や価格交渉の仕方などシビアな部分もきちんと書いてくれているのがありがたい。<br>観光客は料金をボラれたり、怖い思いをしたり損をするような場面も出てくるかもしれないのでここでしっかり学んでおきたいですね。<p>楽しく・賢く楽しみましょう!<p>今回、杉浦さんとともに旅をした友人のひろみちゃんのお店は高円寺にあるみたいです。<br>ベトナムまで行くのは難しい方はこちらのお店をのぞいてみればきっとかわいい雑貨に出会えると思います♪ 女性の素直な感性が生きてる! ![]() ![]() ![]() 友人の雑貨買い付け旅行に同行した20代後半女性によるベトナム旅行記。<br>目につくまま、感性のままに、好きなもの・嫌いなものをはっきり書いているのがおもしろい。<br>ベトナム名物の陶器、バッチャン焼についても「好みじゃない」とばっさり切り捨て。<br>予算や宿の選び方の基準も、普通の女性の感性に近いので、参考になると思う。<p>著者はベトナム旅行2回目とのことで、深く踏み込んだ記事はない。<br>個人的には社会主義国であることが気分的にネックになっているので、そのへんもうちょっと突っ込んだ情報があると嬉しい。<br>また近隣諸国との比較もなし。 |
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現代ベトナムを知るための60章 (エリア・スタディーズ) |
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著者: 今井 昭夫,岩井 美佐紀 定価: 価格:→¥ 1,393 | 旅にも、勉強にも、ネットワークにも。 ![]() ![]() ![]() ![]() 大学教員、現地のNGO職員、公的機関職員と非常に多彩な執筆陣による著作で、キャッチーな題名と訂そうの割りに実はかなりしっかりした内容である。執筆陣については、巻末にまとめてあるので、突っ込んで調査研究をしたければ直接連絡を取ることも容易である。自由研究のネタさがしなどにもいいかもしれない。 現代のベトナムを知る良書 ![]() ![]() ![]() ![]() 旅に行こうと思えば、多少は行く先の国家地域について勉強していくのは礼儀であろう。 そう考える人には良書ではないかと思います。 1986年に改革開放路線、いわゆる「ドイモイ政策」導入後、ベトナムのイメージや内情も大きく日々変化している。戦争という負のイメージ、収容所やボートピープルと言った言葉は最早過去のものだ。 そういった、ベトナムが未来に向けて歩み始めた実情を本書を読めば知ることが出来るのではないだろうか。 |
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ベトナムぐるぐる。 (角川文庫) |
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著者: k.m.p. 定価: 価格:→¥ 120 | 字がちっさい。 ![]() ![]() ![]() ちょこまかとした字で目が非常に疲れるのと、 本人達の言葉使いの悪さがちょっと…。 (「うるせ〜!」とか。殴り返したとか本当なんでしょうか?) でも正直な感想が書かれていておもしろかったです。 読んだ後、 「ベトナムには絶対に行かない」という気持ちになってしまいましたが…。 読みにくい。 ![]() ![]() ![]() 本自体は悪くないと思うのですが とにかく字が読みにくいです。 読むのにすごく疲れました。 バックパッカーとしてベトナム旅行した生の声が聞けます。 これからベトナムを旅しようとしている人は 読んでも損はないかと思いますが 楽しい話ばかりではないので わたしは もうアジアはたくさんだ、、という気分になりました。 k.m.p.ならではの体当たり旅行記 ![]() ![]() ![]() ![]() 「エジプトがすきだから。」「ポルトガル朝、昼、晩」など、シリーズを3冊持っているので、この本も購入しました。<br>k.m.p.さんの旅行記の良い所は、観光ガイド的内容ではなく、地元民の性質や文化、町全体の雰囲気、観光客に対して現地の人がどうなのか、どんなところで困ったか、どこをどう工夫して快適に過ごそうとしたか、などが、完全に旅行者の目で書かれているという事。街の人とのふれあいや、街のトイレ事情や「ニオイ」にも触れていたり・・・読み終わった頃には、現地の人の民族性が何となく掴めているのもすごい所。<p>「こんな素晴らしい観光名所に行きました」「高級ホテルのサービスはこんな感じです」のような内容はほとんどなく、現地の市場での値切り合戦、タクシーや人力車?などを利用した町めぐりなど、パックツアーなどを利用する一般の日本人観光客ではあまり経験しないですんでしまいそうな、等身大の旅行記なのです。綺麗で快適な事ばかり書かれているわけではないので、その辺りは好みが分かれる可能性もありますが・・・。<p>本文は可愛らしい手書きの文字とイラスト、写真がぎっしり。小さいけれど、かなりのボリュームです。カラーページがあるのも嬉しい。<br>文庫だとちょっと小さくて読み辛い部分もありますが、丁寧な作りなので本自体の魅力はそのままです。<br>読んだだけで、一緒にベトナムに旅行したような気持ちになれてしまう1冊です。 |
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ベトナムめし楽食大図鑑 |
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著者: 伊藤忍・福井隆也 定価: 価格:→¥ 1,254 | 旅の友でした ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 先日、女友達5人で初ベトナムに行ってきました! 行き当たりばったりでどうにかなるでしょ精神で行ってしまったのですが、 行きの飛行機やら、前の日の夜に、ココ行きたいとか話して決めて 本に載ってるお店何店か行きましたが、 ハズレなしっ!!ほんとに!! 行ったところはどこもリーズナブルで美味しくベトナム料理を満喫しました♪ 本のカテゴリーが朝ごはん、昼ごはん、おやつ、夜ご飯となっていて 読みやすく使いやすかったです。 5人それぞれ一冊づつ本を持ってぶらぶらしてたんですが、 一番出場率高かったですっ。 行ってきます! ![]() ![]() ![]() ![]() こちらのサイト以外の感想ではあまり評判のよくないものもあったので悩んだのですが、買ってみると予想以上に写真が多く、見ているだけでワクワクします。 今度ベトナムに持っていくので帰ってきたらまたレビューします! 食べて元気になる 食べて楽しくなる そんな1冊 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() これ最強。 ベトナムごはんの大図鑑。 単なるグルメ本ではなく、まさに生活と食が一体になっているパワフルな一冊で「食べて元気になる」ベトナメーゼのライフスタイルを垣間見ることができる。 また、料理の写真と、ベトナム語のメニュー表記があるので、現地レストランでも大活躍しました。 その他、嬉しい配慮として、本のカバーをとると、ベトナムっぽい(?)模様だけになっていて、文字は背表紙以外なく、現地で持ち歩いていても「外国の本」には見えず、目立たなくて助かる。⇒現地の人はポケットとか本とかをよく見ているので・・ ・・が、とにかく見ているだけでも十分楽しい! 「食べる指さし会話帳〈3〉ベトナム (単行本) 」 とセットで活用すると、現地レストランのウェイターととっても仲良くなれて、さらにおいしい食べ物を教えてもらえるおまけ付き。 |
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まずはこれだけベトナム語 (CD BOOK) |
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著者: 石井 良佳 定価: 価格:→¥ 1,093 | 基本から応用まで ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ベトナム語をはじめて勉強する人にとてもいい本だと思います。 文法が完結にまとめられていて、一番大事な文法の構造が よくわかります。単語は、ホテルで、レストランで、電話、郵便、ショッピング 交通などの情況別に中級程度の単語まで幅広くのっています。 留学して一年目くらいでマスターできる内容がこの本にはすべて網羅されている感じです。 アイスコーヒーください。というような表現ものっている単語を組み合わせればすぐに 作れるようになっているので、一番初めにどの本を買うべきかといったら これをお勧めします。 CDの声がいい ![]() ![]() ![]() ![]() この本のいいところは、CDだと思います。本の内容は全体的に説明が少ないし、応用もしにくいし、ちょっと勉強した人には逆に難しいですが、本当の初心者なら問題ない気はします。私は何冊も参考書を買いましたが、このCDは繰り返しにたえるCDでした。冒頭の音楽もなれれば楽しいです(最初は、ん?、と思います)。全編、日本語→ベトナム語で録音されています。語学勉強にはCDが大事という人には、むいていると思います。 基本がぎっしり。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ベトナム語の基本がぎっしりと詰まった エッセンスのような本です。 CDもついているから これさえしっかりやっておけば 日常生活も問題なさそう。 薄くて中身のある本ならこれです |
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無敵のベトナム―イラストレイテッド |
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著者: まのとのま 定価: 価格:→¥ 475 | 今年の3月に旅行に行きました ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() この本で予習をしてから行ったたのですが、案の定むちゃくちゃ役に立ちました! 旅行に行く前には「ケッ、旅行ガイドブックに載ってる店になんか行くかよ!」なんてひねた考えを持ってましたが、この本のおかげで入ったレストランに外れは無いわ、ぼったくられることもないわ、現地の言葉を使うとうれしそうな顔をされてさらに話しかけられるわ、次の日の予定は立てやすいわで大助かりでした。 ベトナムに行く方には超お勧めです。 情報ぎっしり ![]() ![]() ![]() ![]() 無敵の香港が非常に良かったので、続けて無敵のベトナムも買ってみました。<br>ちょっと情報多すぎで、もう少し絞ってみてもよかったかも(特に地図のページ)。<br>でもやっぱりイラストがとってもかわいくて、おいしいものや<br>かわいいベトナム雑貨を見つけたときの感動がそのまま伝わってきます。<br>客観的なガイドブックも必要だけど、こういう主観に満ちたガイドもいいね。 |
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ハッピーハッピーベトナム―新・女の子による女の子のための街歩きガイド (ガールズ・トラベラーズ・ファイル) |
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著者: なし 定価: 価格:→¥ 1,000 | |
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人間の集団について―ベトナムから考える (中公文庫) |
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著者: 司馬 遼太郎 定価: 価格:→¥ 387 | 人間の本質 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ベトナム戦争の経緯を一つの例として、資本主義のアメリカと社会主義のソ連、隣接国として影響の大きい中国やカンボジアと当事国であるベトナム、そして日本の国民性について描かれています。どの国の人々も一人一人は個性がありますが、集団として捉えると行動に共通性があって面白いと思いました。国単位の集団でものを捉える場合に一番影響を及ぼすのがその国の自然環境で、その次が隣接国との力関係なのかも知れません。幸か不幸か日本は直接接している隣接国が無く直接の圧力を受ける事が少なかったため、色々な国の文化を取り入れながら独自の文化をじっくりと作り上げる事ができました。それに対し、ベトナムなどは常に隣接国の圧力や侵略を受けながら、それでも豊過ぎる自然環境がゆえにどこと無くノンビリとした集団的人格を形成しています。ベトナム戦争はそれらのあらゆる人格を持った集団が集まり、お互いの正義と権利を振り回した戦争だったのかもしれません。 司馬氏のベトナム現地レポート ![]() ![]() ![]() ![]() 本書は1973年4月から著者がベトナムに短期滞在した際の、現地レポート。 著者が訪れた同じ年の1月にパリ協定が結ばれ、前月の3月末には米軍の撤退が完了している。まさに米軍との入れ違いで南ベトナムのサイゴン(現ホーチミン市)訪問したことになる。 著者はこの戦争を後ベトナム人が一人も存在しなくなるまで続くと文中予想しているが、ちょうど2年後の同じ月、1975年4月にサイゴンは陥落し戦争は実質的に終了している。司馬氏さえも未来を占うのは難しいのだ。 裏を返せば本書はある意味貴重なレポートだ。サイゴンにつかの間の平和が訪れた瞬間の街の様子を我々が知ることが出来る良書ともいえる。 それに、司馬氏によるベトナム観察は現代にも十分参考になるものだろう。 日本人にとって、ベトナムは懐かしい ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 昭和48年、司馬49歳のときにサンケイ新聞に連載された紀行型の文化論である。 司馬は文化・文明を論じるとき必ず現地を訪れたそうだ。その目で見、その耳で聞き、その手で触れて、脳裏に民族の歴史を風景画のように描く。イメージが深まってくると、眼前の景色が突然、何百年も遡った当時の風景になるという。そのようにして描いたベトナムの風景がここにある。 ベトナムは朝鮮、日本と同様、中国儒教の影響を強く受けた国だそうだ。中国文明は2500年前から儒教でもって周辺国家を従えてきたが、今に残っているのはこの3カ国しかない。歴史的にいえば世界にたった3人しかいない兄弟のような間柄だが、朝鮮はともかくベトナムについては、筆者はほとんど知識がなかった。その点でまず大変勉強になった。 司馬がベトナムを訪れたのはベトナム戦争が終結した1973年である。したがって戦争に関連する話題がどうしても多くなっているようだが、全体としては歴史的、文化的、思想的にみたベトナム人と日本人の類似性を考察する内容になっている。ベトナム人と日本人は根本的な人間の質がとてもよく似ているらしい。 「いまの日本の企業社会で、同種企業と気が狂ったように競走をしているサラリーマンたちの70%以上は祖父の代まで、太陽の下でスゲ笠をかぶりながら畑の草をとっていた。たった二代で大変化をおこしたこの社会で(中略)、しかし心のどこかで、かつての人間らしい社会へ回帰したいという思いがたえずある」という。ベトナムには現代の日本人が回帰を願うかつての日本がある、だから「ベトナムはなつかしい」という。千年ものあいだおたがいに農耕文化を保ってきたことが民族の根底に共感を生むのである、という。 すでに30年も前の事跡だから(2006年現在)、今はどのようになっているかわからない。が、いつか彼の国を訪ねてみたいと思う。解説の桑原武夫も名著と太鼓判を押す。一読をお勧めしたい。 |
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