ナバホの大地へ (理論社ライブラリー―異文化に出会う本) |
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著者: ぬくみ ちほ 定価: ¥ 1,575 | 心が癒される本です ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 書店で目に留まり、購入しました。河合隼雄さんが推薦するだけあって、読むほどにナバホの世界に引き込まれてゆきました。神を信じ、自然を愛するナバホの人たちの生活模様は、著者自身がナバホで経験したもので詳細に描写されています。とくに著者自らヒツジを解体する場面は興味深かったです。良い本に出会えました。 |
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ナバホへの旅 たましいの風景 |
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著者: 河合 隼雄 定価: 価格:→¥ 403 | 自然と密接につながりながら生活を営むことの大事さ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 現代人が忘れた大事な何かを持ち続けて幸せに生きているのがネイティブ・アメリカンだと思っていた。しかし、彼らにも病の問題はあった。その一つが、アルコール依存症。その原因を河合隼雄は、「自分では、バリバリとやっているつもりの人でも、ふと自分の死を思い、自分の存在の根っこに目を向けたとき、言いようのない不安や孤独に襲われるのではなかろうか。そこで、何かによりすがろうとしても、それまでに依存を切り捨ててきたので、今更頼れるものもないとすると多くの人の逃げ込むのは、セックスと酒や薬物への依存であろう」と分析している。彼らには白人が生活を保護してくれる「依存」があるのだ。人間が生の拠り所とすべきものは自然なのだろう。自然とのつながりを忘れて、自分が孤独な存在だと思い始めたときに病気になるということだろう。観光用のインディアンの儀式などで人が集まったり、「癒し」のブームの一つと捉えられたりしている。自然と密接につながりながら生活を営むことの大事さを感じた。 権力を持たない中心 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 先日、雑誌の対談を読んでから、「中心に権力を持たない社会」というようなものを考えていて、それからこの本を読んでいて、ナバホの伝統的な儀式「サンダンス」を、チーフ、リーダーとして受け持つ人の話がなんだか繋がる気がした。 河合さんが「チーフになる人はどうやって選ばれるか」と質問すると、相手は「自然」に決まるのだと答える。 「私はほんとうにどうしてか知らない。あるとき、あなたは座っていて、次の日には、あなたは人を助けている。そうして、あなたはチーフになっている・・」 なりたいと思ったり、要求したりするわけではなく、「そうなっていたのです」と答える。 じゃあ、そんなふうにしてなったリーダーが勝手に自分の気に入るように行動し始めたらどうなるのか。と訊くと、これも単純な答えである。 「自然に人は離れていく。ふと気がつくと、周りに誰もいなくなる」 「誰も平等である。中から自然に選ばれたからといって偉いわけでもない。偉いと思った瞬間に人々は離れていく」 1920年代に、ユングは、西欧人がまったく軽視していたアメリカ先住民族の長に会ったときの驚きを書いていて、その長の顔に衝撃を受けたという。その「悠然とした落ち着き」に感嘆する。ヨーロッパでは見られない顔だと感銘を受けた。 河合さんは、現在ならともかくこの時代に、「ヨーロッパの影の部分を認識していた」ユングの先見性に驚いている。 「われわれの観点から植民地化とか、異教徒への宣教、文明の拡張などと呼んでいるものは、別の顔を持っている。つまり残忍なほどの集中力で遠くの獲物を探索する猛禽類の顔付きであり、海賊、野盗といった悪人どもにふさわしい相貌である」 今さらの社会のシステムの頂点に、「悠然とした落ち着き」のリーダーの顔など見られるだろうか。 |
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ナバホへの旅 たましいの風景 |
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著者: 河合 隼雄 定価: 価格:→¥ 1 | 一神教の終焉と自然崇拝の始まり ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ナバホ族には宗教がないといわれていた。しかし、取り立てて教会や聖書を持つわけではないが、生活のすべてが祈りであり、自らと自然とのバランスを崩さないことを戒める宗教を堅持していると著者は語る。むしろ批判されるべきは白人やキリスト教であって、自然とは人間のためにあると教えるキリスト教では環境問題を克服できない。ましてやナバホから見れば、キリスト教は教会にいるときだけに信仰するパートタイムレリジョンでしかないという。 異なるイデオロギー同士は必ず対立する。自然を崇拝するコスモロジーは、多様なものの共生の世界観であって、ここに一神教的世界観を超克する鍵があるのではないかと著者は示唆している。面白かったのは、白人の話し方は常に怒っているというナバホの指摘。近代合理主義をケンカ必勝法と読み替えるとなるほどなぁ・・・。おすすめです。 アメリカ先住民の深い智慧と日本人の心の問題 ![]() ![]() ![]() ![]() <p><br>臨床心理学者である河合隼雄氏が、アメリカ先住民であるナバホの<br><br>人たちを訪ねた時の文章を纏めたものであるが、そこは河合氏の<br><br>こと、単なる紀行文ではない。<br><br>キリスト教文化・アメリカの白人たちによる迫害の歴史の中で、<br><br>自分たちのアイデンティティーを守り、ナバホ・ネーションという<br><br>アメリカ合衆国にも認められた独立した「国」を確立している<br><br>ナバホの人々。<br><br>その人々の中心にいるメディスンマン(シャーマン)を訪ねる中で、<br><br>筆者は常に日本人の心の問題を考え続けている。<br><br>紀行文と臨床心理学的考察が、幾重にも重なり合ったような不思議な<br><br>内容となっている。<br><br>今でも西部劇にでてくる「インディアン」像を信じている人には、<br><br>アメリカ先住民と神、自然の在りようを、理解する入門書にもなる<br><br>良書であると思う。 心理療法家のアメリカ西部旅行記 ![]() ![]() ネイティブ・アメリカンを訪ねた9日間の旅行記である。筆者が過去にメディスンマン(シャーマンのこと)のロールシャッハテストの結果を分析したことがあり、そのとき、「人間性の豊かな能力の高い人々」だという結論を得たこと。また、筆者が専門とするユングがアメリカ先住民の知恵について早くから指摘していることもあり、今回の旅へとつながっている。<p> ネイティブ・アメリカンの苦難の歴史、神話、自然の捉え方などが簡単に解説されている。しかし、残念ながら「メディスンマンとの対話を通じてその(癒しの文化の)深層を明らかにする」とまでは行っていない。旅行記としての限界であろう。<p> 筆者の河合隼雄氏の本を読みたい方には満足が行くであろう。しかし、ネイティブ・アメリカンの歴史を知りたい方は、「わが魂を聖地に埋めよ」(ディ・ブラウン著)、文化について知りたい方は「イシ―北米最後の野生インディアン」(シオドーラ・クローバー著)、現在のナバホについて知りたい方は「ナバホの大地へ」(ぬくみちほ著)がふさわしい。これらはこの本の中でも薦められています。 |
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アメリカ・インディアンの神話―ナバホの創世物語 |
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著者: ポール・G. ゾルブロッド 定価: 価格:→¥ 3,000 | |
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ラコタとナバホに恋をして |
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著者: 塩浦 信太郎,ぬくみ ちほ,船木 卓也 定価: 価格:→¥ 376 | |
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風の民―ナバホ・インディアンの世界 |
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著者: 猪熊 博行 定価: 価格:→¥ 2,000 | |
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オールド・マン・ハットの息子―あるナバホ・インディアンの回想 |
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著者: ウォルター ダイク 定価: 価格:→¥ 2,500 | |
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ネイティブ・アメリカン ナバホ「射弓の歌」の砂絵 |
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著者: フランク・J. ニューカム,鈴木 哲喜,グラディス・A. レイチャード 定価: 価格:→ | ナバホ族の砂絵と神話 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ネイティヴアメリカン、ナバホ族は儀式、祈祷の際に砂絵を描きます。儀式の後に絵は消されてしまいます。この本では、本来なら見られないはずである砂絵を詳細に渡って見ることができ、大変貴重な資料です。10点以上ものカラー版での砂絵の図は、迫力満点です。それにまつわるナバホ族の神話も記されています。現代の日本の社会からは想像もつかないような、ナバホ族の豊かな宇宙がそこには広がっています。是非手にとってみることをお勧めします。 |
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ナバホ・タブー |
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著者: アーニー ビューロー,スズキ コージ 定価: 価格:→¥ 452 | |
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ナバホのカボチャ―緑子への21世紀 |
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著者: 山下 誠之助 定価: 価格:→¥ 1 | |
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