ヒトラーの戦艦―ドイツ戦艦7隻の栄光と悲劇 (光人社NF文庫) |
|
|
著者: エドウィン グレイ 定価: 価格:→¥ 340 | ドイツ海軍に贈る鎮魂歌 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() いまいちマイナーで日の当たらないドイツ海軍だが、意外と邦訳は出ている。その中でも本書は、7隻の戦艦に的を絞って叙述しているのがユニークである。 日本の戦艦は隻数だけは多いが、太平洋戦争ではほとんど活躍できずに終わった。例外と言っていいのはヘンダーソン飛行場砲撃くらいか。 ドイツの戦艦も同じく負けはしたのだが、そのドラマチックさは日本の比ではない。開戦直後のグラフ・シュペーの神出鬼没の活躍と無念の自沈から始まって、ビスマルクの勇壮ではあるが悲劇的な逃避行、相次ぐ犠牲を受け「フリート・イン・ビーイング」に切り替えフィヨルドに引きこもったティルピッツと英空軍との対決……と7隻の戦艦それぞれにドラマがあるのだが、それらを簡潔にまとめエッセンスを引き出した著者の達意の文章もすばらしい。 著者はほとんど批判めいたことを述べずただ淡々とありのままを描いてゆく。イギリス人は敗北を愛でると言うそうだが、行間から敢闘精神を発揮して惜しくも敗れたドイツ海軍将兵への尊敬と友愛が感じられた。 そのイギリス海軍は圧倒的優位に立っていたと思われがちだが、世界中に押さえの艦隊を張り付けねばならないため、それほど有利ではなかったようだ。 本書を気に入った方には、C.D.ベッカー『ドイツ海軍戦記』を奨めたい。同じくUボート以外のドイツ海軍の奮闘をつづったものである。 ナチスドイツ戦争艦隊の戦艦物語 ![]() ![]() ![]() ![]() ナチスドイツ陸軍に比べ、いまいち影が薄い海軍の七隻の戦艦物語。<br>それは、海軍建造計画が完成する5年も前に戦争が始まったことに加え、「海の上での<br>臆病者」を自認する総統閣下の変な干渉の結果である。<br>ドイツ戦艦は外見が優美であるだけ、その悲劇性も際立って感じられる。<br>特にビスマルク・ティルピッツの両戦艦は最後が対照的とは言え、その極限だろう。<br>著者はその物語を公平な目で見た上で、力強く描いていて非常に面白い。<br>ドイツ海軍(デーニッツ)が最後に死力をつくしたことが、東部戦線からのドイツ人<br>(軍人・民間人問わず)引き上げの支援(輸送・対地砲撃)だったことは、ナチス<br>に支配されていたとはいえ、軍隊の本質がその国民を守ることだということを<br>貫いており、日本陸海軍との余りの性格の違いに呆然としてしまう。 潜水艦好きも参考になります ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() レーダーとヒトラーとの確執、デーニッツの水上艦に対する考え方、PQ17船団に水上艦が果たした役割、海軍vs空軍など非常に参考になります。個々の戦艦に対する知識は殆ど無かったのですが、これでリファレンス代わりになりますね。ビスマルク、ティルピッツくらいは潜水艦が絡むので勉強してましたが... |
|
| |
独検合格らくらく30日“2級”ドイツ語技能検定試験・対策問題集―混同しやすい単語・教材案内付 |
|
|
著者: 飯嶋 一泰 定価: 価格:→¥ 1,155 | だまされるな! ![]() これで合格は無理です。 このような本ではドイツ語の力は身につかない。 そもそも問題なんか少ないし、訳が無い。 ワッキーが出演していたNHKドイツ語講座みたいなもの。 「金かえせ本」ではないか。 総仕上げとしては好書 ![]() ![]() ![]() ![]() 確かに、題名の『らくらく』という部分は誤解を招くかもしれないが、内容が劣っているというわけではないと思う。むしろ、体系的だし解説に無駄がなく理路整然として解りやすいので、ある程度力が付いている人が短期間で試験対策する分には効率がいいのではないだろうか。 自分は解説が丁寧な『独検2級合格講座』(三修社)始めにやり、総仕上げとして本書をやったが、かなり役に立ったと思っている。とくに巻末の付録に「混同しやすい単語」(CD音声付き)というのがあるが、これを試験直前に丸暗記していったら試験にいくつも出たので思わずニンマリさせられた。 2級はらくらく30日では受からない。総仕上げに。 ![]() ![]() このシリーズの3級、4級は優れていますが、2級になると「らくらく30日」ではさすがに難しいと思います。あくまでも、ドイツ語をしっかり勉強してきて、最後の仕上げに使用すればよい本かもしれません。「らくらく30日」ではなく「30日総仕上げ」とすると看板に偽りがなくなるかもしれませんね。 |
|
| |
スターリンの外人部隊―独ソの狭間で翻弄された「赤い外国軍」の実像 (WW SELECTION) |
|
|
著者: ペーター ゴシュトニー 定価: 価格:→¥ 1,750 | カティンの森 末期の戦い ![]() ![]() ![]() ![]() カティンの森に関して、ソ連の公式な回答が載っている資料は、私はこの本しか持っていません。 何かの本で写真を見た事がありますが、この本には残念ながら写真までは載ってません。 ネタ的には「暗号機エニグマへの挑戦」でも触れられていますが... それくらい? 著者の「ヒトラーの外人部隊」は和訳されていないのですね。残念。 ------------------------------- 独ソ戦の末期はすぐに独視点で語られ、なかなか東欧諸国の視点で戦いが語られる事はありません。 終戦末期のポーランド、チェコ、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニアの戦線で何が起きたのかを探ることができます。 文章の単位(章立て)が凄く細かく、せいぜい数ページ以下です。 長い文章だと飽きやすい私にはぴったり。 厚い本ですが、各所ですぐに小休止できます。 東欧に欠かせざる1冊 ![]() ![]() ![]() ![]() この本の優れた点は、ルーマニア、チェコ、ポーランド、ブルガリア、ハンガリー等の東欧諸国が第2次世界大戦後に、”なぜソ連の支配下に落ちたか”が克明にわかる点である。<p> 1942年以降、ソ連は着実にこれらの東欧諸国を自らの支配下に置くべく、これらの国々の捕虜や亡命者を中心に軍隊を編成してきた経緯も丁寧に述べられている。むろん、このあたりが、この本のタイトルの由来である。<p> 特に興味を引くのは、大戦中と戦後の、詳細に語られた各国の国内事情とその後の進展である。これらの部分はとかく戦後冷戦の構造中で紋切り型の説明がなされるだけであったが、この本は新たな視点で多くの生存している当事者のインタビューを踏まえて、解説を丁寧に加えてある。<p> ただ、ルーマニア王国やハンガリーの記述を中心に原書に由来する間違いが散見されるが、それを差し引いてもこの本は読んで”そんのない本”ということができる。<br> 東欧圏がソビエトの支配下に置かれていく様子が良く分かります。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ドイツと同盟を結んでいた東欧諸国ルーマニアやハンガリーやブルガリアなどの諸国がソビエト軍の侵攻と占領に伴い、ソビエト軍の一員として兵力を提供し、過酷なドイツ戦に参戦します。その過程が非常に分かりやすく解説しています。中々、日本では知られていない分野なのでとても面白く、また、読み応えもあります。大変良い本です。 |
|
| |
現代ドイツを新聞で読む |
|
|
著者: 伊藤 光彦 定価: 価格:→¥ 456 | 必殺の一冊 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ドイツの新聞を読むのは一筋縄ではいかない。この本を読めば、まず基礎知識を知ることができ、そのあと実践を繰り返すことでいつのまにか慣れることができる。元新聞記者の著者による解説は読者の興味を引き出すように書かれているので、ただ読むだけでも面白い。 |
|
| |
ドイツ海軍のEボート 1939‐1945 (オスプレイ・ミリタリー・シリーズ―世界の軍艦イラストレイテッド) |
|
|
著者: ゴードン ウィリアムソン,イアン パルマー 定価: 価格:→¥ 1,050 | 2に近い星3つ ![]() ![]() ![]() あまり国内で紹介される事がないSボート部隊の編制や作戦記録を、洋書に億劫な人でも 日本語で容易に知る事ができるようになったという点でこの邦訳を評価したいと思いますが、 やはり本の薄さに比例して各記述の内容は浅く、特にSボート各型の形状や装備の違いに ついては、写真の少なさやあまり精密ではないイラストの画風の為に、Squadron/Signalの ような同価格帯にある他社の類書に比べると理解しづらいです。 評価が難しい本・・ ![]() ![]() ![]() そもそもこの分野は資料その物が少ないので内容が薄いのに高額になりがちです。このシリーズの前二作は購入していませんが、投稿された書評を読むと散々ですね。 取り敢えず「世界の軍艦イラストレイテッド3」としてはギリギリ及第点だと判断して星三つを付けました。写真資料は今一つですがカラーイラストで補っていると思いますし、そもそも資料が少ないですから荒い写真も貴重な文化遺産なのかも知れません。 何はともあれ圧倒的劣勢に立たされたドイツ海軍の一側面を知るには良い本だと思いますが・・・・ 微妙なところ ![]() ![]() ![]() 入手が容易で日本語で読めるEボートについて纏めた本はなかったと思いますので、その点は評価できます。ただ薄い本ですので一通り押さえるというレベルであり、それほど深い内容ではないと感じました。イマイチな訳語もちらほら見受けられます。 必要とする人には良い本なのだとは思いますが、価格に見合った内容であるかと問われると微妙なところだと思います。 |
|
| |
写真集 バラトン湖の戦い―ドイツ軍最後の戦車戦1945年1月~3月 |
|
|
著者: M. スヴィーリン,M. コロミーエツ,O. バラノーフ,D. ニェドゴノーフ,梅本 弘 定価: 価格:→¥ 1,639 | すばらしい資料です ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 破壊されたドイツ軍戦車の写真がたくさん掲載されており、模型工作の資料として好適です。解説は淡々とした文章でありながら、戦闘の様子が手に取るように伝わってきます。この本を読むまではこのような戦いがあったことすら知りませんでしたので、大変勉強になりました。<br> 戦車や戦史に興味がある方なら、買って損はないと思います。お薦めです。 |
|
| |
ドイツ空軍偵察機・輸送機・水上機・飛行艇・練習機・回転翼機・計画機 1930-1945 |
|
|
著者: なし 定価: 価格:→¥ 1,200 | イマイチな内容 ![]() ![]() 偵察機や輸送機など地味な機種を取り上げている点は良いのですが、なにぶん地味な機種なので内容も相応に地味な感じ。先に出版されている「戦闘機」「爆撃機」の両編に比べて物理的に薄いので少々お高く感じます。 ドイツ空軍の場合、計画機は挙げれば切りがないので、こんな中途半端に取り上げるのはページの無駄だと思えます。計画機など取り上げずに、それ以外の機種に絞った方が良かったと思います。地味な機種だけだと売れないと考えて計画機も取り上げたのかもしれませんが、この程度の内容では計画機を目当てにした人の期待には答えられず、却って評価を下げることになるのではないでしょうか。 |
|
| |
パスポート独和辞典 |
|
|
著者: なし 定価: 価格:→¥ 600 | 見やすく使いやすい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 見やすく、かつ、使いやすい。説明が簡潔で分かり易い。<p> 使い始めは、カタカナで発音が示されていることに若干の心理的抵抗があったが、独和辞典としてはこの辞書のように発音を原則としてカタカナで示す方針が最も合理的であると実感した。(フランス語起源の外来語の場合など、カタカナだけで正確に表現できない場合には国際標準発音記号が併記されている。)<p> 正書法規則変更の移行期であることを踏まえつつ、新正書法規則にも適切に対応している。<br> 語彙を1万5000語に精選してあるので、中級者が語彙の漏れを防ぐために用いる単語帳としても有用である。 |
|
| |
ドイツ〈’09‐’10〉 (新個人旅行) |
|
|
著者: なし 定価: 価格:→¥ 925 | |
|
| |
称心独語 (1972年) |
|
|
著者: 加藤 周一 定価: 価格:→¥ 470 | |
|
| |