現代ドイツの政治思想家―ウェーバーからルーマンまで |
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著者: クリス ソーンヒル 定価: 価格:→¥ 2,999 | イギリス的である。 ![]() ![]() ![]() ![]() 参照文献が大分であり、仕事は丁寧である。 内容的には典型的にイギリス的なドイツ思想観と思われる。その意味で、概説書として教科書的に利用するには多少困難はあり、あまり適さないと思うが、イギリス人がドイツ思想をどう評価しているのかを知るということにかけては、有益なところがあるだろう。 |
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英独航空戦―バトル・オブ・ブリテンの全貌 (光人社NF文庫) |
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著者: 飯山 幸伸 定価: 価格:→¥ 225 | 人間の戦い ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 著者が独自の語り口でバトルオブブリテンをまとめた作品です。 大戦勃発(大戦間の英独両国)から始まっているので、フランス戦〜 英国危機と流れが理解しやすく、主要な航空戦だけでなく磁気機雷や救難活動 など細かい(?)部分も触れられており面白かったです。 有名なエースなどの登場人物にさほどページを割いてるわけではないのですが、 戦争は人間同士の戦いということを感じさせてくれる内容でした。 個人的にお気に入りなので星5つにしました。 |
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独ソ戦史 焦土作戦〈上〉 (学研M文庫) |
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著者: パウル カレル,吉本 隆昭 定価: 価格:→ | 独裁者と軍人の対立 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本作では上・中・下と別れ、上ではクルスク戦、クルスク突出部が形成される過程の戦闘、スターリングラードの破局からハリコフ攻防戦を描き、中・下巻ではクルスク戦後のドイツ軍の切羽詰まる後退戦闘が主な内容です。全巻通して戦闘の舞台裏である将軍と独裁者の意見対立やスパイの暗躍、そして前線で戦う史実の兵士達のドラマが迫力ある文章で述べられています。特にこの兵士達のドラマは感動的でありまさに兵士の鑑である。極限の状況下での彼らの献身は読者の心に強く響く。そして前線の破局を阻止せんとヒトラーと頑強に渡り合うドイツの将軍達、特にマンシュタイン元帥とヒトラーのやり取りは現場の雰囲気が直に伝わってくる。プロイセン貴族出身のマンシュタイン元帥と政治家であるヒトラーの戦争指導での意見対立がとてもよく描かれていて面白い。上巻ではクルスクでの攻勢「城塞(ツィタデル)作戦」を開始するに至る“政治的”理由や攻勢を決定するに至る上層部のやり取り、スパイの諜報戦、クルスク突出部が形成されるに至るスターリングラード戦後のハリコフの戦い、そしてハリコフ攻防戦・クルスク戦での独軍兵士達の戦い様、城塞作戦の推移、作戦の失敗までが描かれる。中、特に下巻では上巻を上回る切羽詰った展開があり、マンシュタインとヒトラーのやり取りは特に注目だ。上中下揃って買うことをオススメする。 天才マンシュタインと独裁者の頑迷 ![]() ![]() ![]() ![]() バルバロッサ作戦の中断後、ドイツ側に突き出したソ連軍占領地域クルクス突出部に対して、機甲戦力による大包囲作戦を企図するドイツ国防軍。「城塞作戦(ツィタデル)」と名付けられたこの作戦は、まさにドイツ国防軍の持てる力を最大限に集中した作戦であった。そして完全にソ連軍の虚を突いて開始されるべきであった奇襲作戦が、ドイツ参謀本部内に根付くスパイの手によってソ連軍に完全に筒抜けとなり、強大な兵力で待ちかまえるソ連軍陣地に突撃を開始する。圧倒的なソ連軍の防御態勢に苦戦を強いられるドイツ軍は、マンシュタインの天才的な戦術指導により何とか勝利の一歩手前までこぎ着ける。しかしイタリアに上陸した連合軍に恐れをなしたヒトラーは、貴重な戦力を城塞作戦から引き抜き、作戦そのものを反故にしてしまう。バルバロッサに続き、国家指導者と軍事指導者の軋轢がここでも姿を現し、勝てるべき戦いの失っていく。 |
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ジェム独和・和独辞典 |
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著者: なし 定価: 価格:→¥ 2,979 | 片手で引ける辞書 ![]() ![]() ![]() ![]() ジェム独和・和独辞典は、携帯向けに優れた極小サイズの辞書です。携帯辞書の定番ならばデイリーコンサイス独和・和独辞典(縦160mm×横85mm×厚さ30mm)ですが、この辞書は縦110mm×横65mm×厚さ20mmで体積が約1/3しかありません。ただし軽量化のために掲載項目が独和・和独それぞれ2万数千語と実用上の最小限に抑えられている事と、例文は一切ありません。入門者の学習用途にはまったく不向きですが、大人の男性なら片手で開ける極小サイズが魅力です。通勤、通学途中で読み物をする時に辞書を引きたくなったら、これが便利です。 ドイツ語ビギナーなので・・・・・ ![]() ![]() この夏からドイツ語サークルに入会して、ドイツ人の方に教えていただいています。学生時代、第2外国語はフランス語だったし、ドイツ語はアルファベットも全然分からなかった私です。そんな私には、このジェムはあまりにも簡素すぎて分かりませんでした。(出直します、という感じでしょうか(笑)・・・)初心者でももうちょっとわかるような例文も多いものを買いなおすつもりです。過去にドイツ語を勉強されていて、やり直す方には、最適なんだろうと思います。なにしろポケットサイズ、本当にポケットに入れて、いつでもどこでも見直せます。ご主人の転勤でドイツに行ってしまった友人は、日本にいる間、とにかくいつも持ち歩いて見ていました。外見としては、手触りがよく、手になじむところが好きです。また、ゴールドの装飾がステキです。 |
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帰依する世紀末―ドイツ近代の原理主義者群像 (MINERVA歴史叢書クロニカ) |
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著者: 竹中 亨 定価: 価格:→¥ 3,000 | 変動期における確かな原理の模索 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1900年頃のドイツには、工業化による繁栄、国民国家形成による自信と、生活環境の激変に伴う不安とが同居しており、しかもそれらは互いに他方を生み出す原因でもあった。こうした状況下、この時代には学問・芸術がきわめて豊穣な成果を生み出しただけでなく、さまざまな「原理主義」運動も現れた。著者はこの原理主義を、近代に対する両義性(モダニズムの拒否とモダニティの肯定)や政治的両義性(左右に分けきれない)をうまく捉えられる点、過去と現在への眼差しを同時に持つ点(過去志向による現状改革)、現代との類比が可能になる点を根拠に、迷いつつもこの時代を見る新たな視角として採用し、その具体的な対象として、民族至上主義と生改革運動を取り上げる。これにより、従来の通時的関心=「特有の道」テーゼに代わり、共時的関心=近代化への応答形態に注目し、既知の事実をつなぎ合わせる新たな脈絡・全体像を提示しようとしたのである。従って本書では反ユダヤ主義、民族至上主義、田園都市運動、コロニー運動、裸体運動、自然療法、菜食主義、郷土・環境保護、新宗教、民衆的敬虔の高揚、教育改革運動、土地改革運動等の多様な思想潮流を、その重点の違いにもかかわらず、工業化・都市化という同一の社会背景への多様な対応=原理主義と見なし、またそれらの運動家の人的な重複や影響関係、論理的親近性を明らかにしている。それらを媒介するものとして、著者は「自然」への回帰志向に注目し、世俗化の問題や当時の「グローバル化」状況とも関連づけている。先の見通しが立たない変動期には、人々は過去の「確かな基準」=原理を「再発見」しようとし(宗教的原理主義、市場原理主義、「伝統」の尊重、民族主義など)、それらは自然視・自明視され、絶対視される、というのが本書の含意であろう。ただ当時と現在では、情報機器の発達度の差異、植民地の有無などの違いがあるが、その点には触れられていない。 |
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シュタイナー 再発見の旅―娘とのドイツ |
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著者: 子安 美知子 定価: 価格:→¥ 87 | 「シュタイナー」への理論的でなく感性的な誘い ![]() ![]() ![]() ![]() 25年前にドイツのシュタイナー学校を終えた娘とその子どもを伴った著者による「シュタイナー」再訪・取材の日々の記録。テレビの「シュタイナー」紹介番組のための取材が1996年1月末からドイツ国内で行われた。この本は、その企画の中心を担った著者の取材記であり、多分に理論的でなく感性的な「シュタイナー」入門書である。<p>シュタイナー教育の現場が中心ではあるが、それに限らず農業、建築、銀行、医療などの現場をも実際に訪ねる。それぞれの現場でシュタイナー実践者が何をどのようにするかを具体的に描きつつ、その理論的解説もさりげなく差し挟んで展開してくれる。娘との対話もコラム風に随所に。<p>アントロポゾフィー、オイリュトミー、フォルメン、エポックノートといった独特の言葉や概念についても学校の授業の具体的な進行の中でひとりでに分かってくる。<p>いわゆる「障害者」をどのように考え、なぜ援助をするのかなどを、理論と実践を結びつけて描き出している。お金より人間を大事にする銀行などは新鮮なおどろきである。建築とか農業においては、生命、精神といった非物質的なものを建物や作物の中に如何に取り込むか、を具体例で示す。例えば肥料については、牛の角を使って、その中に牛糞を詰めて冬中土中にねかしておき春にどのように変化し肥料化しているかを示して紹介する。そのあたりは、理解を超えるところもあって本書の生き生きした記述を要約するのがむずかしい。<p>ミヒャエル・エンデと「シュタイナー」の関係も興味深いエピソードが紹介される。<p>近頃、競争社会の形相がいっそう強まり、その悪影響かと思われる事件がうち続くことを思う時、「シュタイナー」をその実践と効果の面から考えてみることは、それへの賛否はともかくとしても意味あることと思われ、そのための手頃な書物ということができる。 |
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守護の壁・恥辱の壁 東ドイツ;反革命か民衆蜂起か ハンガリー (NHKスペシャル 社会主義の20世紀) |
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著者: 永井 清彦,南塚 信吾,NHK取材班 定価: 価格:→¥ 49 | 民主主義の重要性を見直す ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 突然このような古い本を評して恐縮です。私がこの本を読んだ理由は2つあり、1つ目は独裁体制の過酷さと民主主義の重要性を認識し直すため、2つ目はあまりよく知らない東欧の現代史を勉強したいという理由です。<p>さて、第1巻に取り上げられているのは、東ドイツとハンガリーですが、戦後の経緯こそ異なるものの、どちらも共産党独裁の誕生当初から矛盾だらけだという点、民主化が市民の手で成し遂げられた点は一致しています。東ドイツの場合は、壁によってドイツ民族の概念を抹殺し、西側からの人や物の流れを断ち切ることで体制の延命を図ったわけですが、残念ながら民衆は西側への憧れを捨てず、教会の支援を経て逃亡と非暴力デモを繰り返しました。ハンガリーの場合は、政府・国民共に望んだ民主化が、ソ連の戦車に押し潰され、莫大な犠牲者と難民を出した挙句、ソ連の傀儡政権が力ずくで築かれました。しかし民衆の改革要求を受けて、傀儡政権は国民との和解を成立させ、経済改革や中立政策を推進した結果、最終的には独裁政権そのものが崩壊しました。崩壊の形態こそ異なるものの、これらが全くの非暴力で為され、誰もが予測しない時期にほぼ同時進行したことには驚かされます。<p>本書からは色々な教訓を得られますが、まず一つは、どれだけ力を駆使しても、人間の欲求は封じられないということ。独裁を嫌い、民主化を望むのは、いかなる民族であれ例外はありません。これは現在の独裁国家にも該当することで、中国・北朝鮮や中東諸国の民主化も、ある日突然、思いがけない形で実現するのだろうと思います。<p>もう一つは、いかに多くの日本人が強圧的な独裁体制に幻想を抱いてきたかということ。テロリズムや独裁政治が美化され、民主主義が貶される風潮は、今も昔もさほど変わりませんが、民主主義国家に生まれたことを感謝し、民主主義を継続するためには、本書の存在は必要不可欠だといえます。 |
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現代ドイツ化学企業史―IGファルベンの成立・展開・解体 (MINERVA人文・社会科学叢書) |
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著者: 工藤 章 定価: 価格:→¥ 2,770 | |
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独和大辞典 |
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著者: なし 定価: 価格:→¥ 4,800 | |
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荒れ野の40年―ウァイツゼッカー大統領演説全文 1985年5月8日 (岩波ブックレット) |
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著者: なし 定価: 価格:→¥ 300 | 真摯とは何か ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 荒れ野の40年と題される1985年5月8日のヴァイツゼッカーによる大統領演説全文である。 当時の国際情勢や大戦後のドイツ国民自身が経験した辛苦を丁寧に触れながらも、ドイツが他国(民)に犯した罪を具体的に挙げている。 日本の教科書問題を例に挙げるまでもなく、自国の罪責を具体的に述べて謝罪の意を示すというのはとても難しい。たとえ、ドイツ国内における歴史的なキリスト教信仰と罪責告白の系譜が下地にあったとしてもである。その意味で、ヴァイツゼッカー大統領個人の功績はドイツの歴史にとって、また人類の歴史のとって非常に意義の深いものだと思う。 本書は、訳書であり、訳者自身が述べているとおり100%原文と同じニュアンスではないかもしれないが、読んでいて大きな違和感を感じるところはなかった。丁寧な注釈には、ドイツ語原文の単語が記載されているので、訳をさらに補足することに役立っている。 ドイツ大統領が語りかける ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 戦後40年を記念した一敗戦国の決意表明である。 戦争というものには様々な見解があるが、 大統領の演説は、簡潔でありながらも重みがある。 民主主義から生じたナチズムの脅威を振り返りながら、 国民一人一人に公民として回顧・反省を静かに求め、 自由民主主義の絶対擁護を未来へ向けて宣誓する。 素晴らしいの一言 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 一時間程度で読める本だが、非常に内容が濃密で高尚な精神性にあふれる演説である。真摯に自国の忌まわしい過去と向き合い、それを公に告白し、そしてそれを糧に将来を切り拓いていく。無念の死を遂げた戦没者に贈る最高の鎮魂曲でもあれば、これからの世代に対する、平和と正義の実現への切実な訴えでもある。その根底に流れるキリスト教信仰は、某国が最近惹き起こした戦争などとの関連でかなり厳しい批判にさらされているが、この演説は<罪の告白と赦し>という本物のキリスト教信仰の素晴らしさを垣間見せてくれる。<p>訳は気品にあふれて読みやすい。詳細な注釈もつけてあり、演説の背後にある様々な歴史的事情がよく分かる。巻頭、巻末の解説もなかなか良い。 |
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