一杯の珈琲から (創元推理文庫 508-3) |
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著者: E.ケストナー 定価: 価格:→¥ 1 | お気楽にも深くも読める本 ケストナーファン必読 ![]() ![]() ![]() ![]() 私が最も好きなケストナー作品「雪の中の三人男」に続くユーモア三部作だというので、取り寄せて読んでみた。舞台はナチスによる独墺合邦の前年1937年のザルツブルク。一目惚れの恋物語で、他愛ないストーリー展開とお定まりのハピーエンド。若者が読めば、粗筋以外は記憶に残らないだろう。ケストナー作品は実はいい歳をした大人が読むものである、というのが人生黄昏に足を踏み入れつつある私の見解である。主人公ゲオルクは資産家の次男坊で博士号を持つ自称文筆業だが15年で1冊も本を出していないという羨ましい身分の高等遊民。極めつけがドイツ語文法「接続法」がライフワークで、この接続法ネタは本文中、至るところに現れるからドイツ人にも接続法は難しいらしい。相棒やヒロインの兄とのレトリックの効いた会話、恋人コンスタンツェ(モーツァルトの妻と同じ名をつけたのは、ザルツブルクから思いついたのかも知れない)の、寝室での偶然を装った大胆な振る舞い・・・いや、本当に偶然だったのかも。そして言外に通底する独墺合邦への当て擦り。しかしケストナー作品、たとえばこの本以外でも「二人のロッテ」などを読む限り、ドイツとオーストリアの人々は互いに外国との認識を感じていないように思える。この本を読む前に独墺合邦についてざっと目を通しておくとよいかも知れない。一つ私が引っ掛かっているのは、愉快な名字をつけるのが得意なケストナーにして、なぜ「H伯爵」か? さて、実のところ私はザルツブルクを殆ど知らない。3年前、音楽の師匠に随行して僅か2日ほど滞在しただけである。例によって延々と長いケストナーの前書きをやっと通り過ぎて辿り着いた本文の1ページ目にザルツブルクの平面図が載っている。それを見た瞬間、街の中心を流れるザルツァッハ川が鮮やかに甦った。ケストナーが描写する70年前のザルツブルクは、クルマがやたら増えた以外は恐らく今と同じで、タイムマシンの街だ。もう一度ザルツブルクに行き、日がなカフェでのんびりと、この本を読みたくなってきた。 原題は“DER KLEINE GRENZVERKEHR”(小さな国境往来) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「ドイツ文学」で検索して表示された小説のなかから、 そのオシャレな表題に引かれて購入した。 実はドイツの情熱あふれた小説を期待していたが (ケストナー作品は読むのは初めて。) あっさりとした軽いタッチの小説で、ある意味、思惑とは違っていた。 でもそれが悪い評価につながるわけではない。 登場人物も少なく絞り込まれ、 場面もザルツブルク(オーストリア)とライヘンハル(ドイツ)がほとんど。 まるで舞台劇を見るように物語は進んでいく。 そうか、舞台か恋愛映画を見るような感覚でこの小説を読めばいいのか。 しかも発表が1938年なので、現代のゴテゴテした恋愛ではなく、 例えば「ローマの休日」のような、本当に二人でいるだけで楽しい、というような、 キッスだけでドキドキ。ウインクだけでお互いがわかりあえる、といった感じ。 (書いてて恥ずかしくなりました) この本を読むなら、どこで読むか、も重要。 モーツァルトなどのクラシックのかかる、内装や食器も古風で気のきいた、 おしゃれな喫茶店がいいですね。 注文は、もちろん、ウインナーコーヒー! メールヒェン・ロマンスの香り ![]() ![]() ![]() ![]() 『飛ぶ教室』を始め、児童文学に名作を残したケストナーの恋のおとぎ<br>話、ラブロマンスの素敵な作品です。話の中に出てくるモーツァルトの<br>音楽が聞こえてくるような朗らかさ、明るさが全編に流れています。<br>メールヒェン的で、温雅なユーモアに満ちている、これはドイツ&<br>オーストリア国境バージョン「恋におちて」。第二次世界大戦が始まる<p>一年前、1938年に発表された作品です。<p>ひと夏をオーストリアのザルツブルクで過ごすことにしたゲオルク。<br>為替の認可がなかなか下りないため、ザルツブルクでは貧乏暮らしを、<br>国境越しのドイツ・ライヘンハルのホテルでは大名暮らしを送ること<br>になる。鉄道に乗って一時間と離れていないザルツブルクとライヘン<p>ハルの都市間を、昼と夜とで往復して過ごそうというわけ。そうして<br>日を送るようになってすぐのこと、ザルツブルクのカフェで無一文状<br>態になってしまったゲオルク。立ち往生していたその時、運命の女神<br>が微笑んだのだった。<br>という具合にカーテンの幕がするするっと上がって、話が滑り出して<p>行きます。国境往来をしながらの恋の喜劇の、はじまりはじまり〜♪<p>モーツァルトの音楽が、さあっと流れていくみたいな朗らかさがあり<br>ます。上品なユーモアがいかしてる、香り高いロマンス小説の逸品で<br>すよー。 |
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Coffee Business―コーヒービジネス拡大中! (旭屋出版MOOK) |
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著者: なし 定価: ¥ 2,100 | |
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コーヒーハンター―幻のブルボン・ポワントゥ復活 |
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著者: 川島 良彰 定価: 価格:→¥ 879 | 情熱の伝わる本でした ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 昨年、ブルボンポワントゥを購入して飲んで美味しかったので、どのように復活したのか興味があったので購入しました。 著者のコーヒーに関する豊富な知識、人生経験のすごさにも驚きましたが、 なにより、一番すごいのは「コーヒーにかける情熱」だと思います。 珈琲豆一粒に色々な物語が込められているのだなと、認識させられました。 コーヒー好きな人には是非読んだほうがいいと思います。 コーヒーをめぐる冒険 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() どんな仕事でも、 真剣に取り組んでいる人は 熱い思いでそれに臨んでいるわけだが、 コーヒーをめぐって、 こんなに熱く仕事をしている 「コーヒーハンター」がいるとは、 知らなかった(そもそもその仕事も)。 エルサルバドルでは、 その現代史を目の当たりにしつつ コーヒーを学び、 ジャマイカとハワイでは、 学んだ技術を現地で活かし、 そして、レユニオン島で、 幻のコーヒーの復活に賭ける。 ドラマのような話だが、 実話で、しかも面白いのがすごい。 なによりも、著者が魅力的だ。 お気に入りのコーヒーを飲みながら、 読みたい。 コーヒー関係者必読 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 根拠のない俗説や迷信がまかり通る日本のコーヒー業界にあって、川島良彰氏は特にコーヒーの農業的側面における学問的背景と実際的経験を備えた貴重な存在である。 「コーヒーハンター」は川島氏の半生を描いた自伝としても、ブルボン・ポワントゥの復活を描いた物語としても読めるが、品種や精選方法など、コーヒーに関する基礎知識も本書の随所にちりばめられており、これまでにない良質なコーヒー入門書にもなっている。 著者が川島氏だけに私もそうした知識面に期待して読み始めた。その期待は十分に満たされたが、同時に、ブルボン・ポワントゥ復活に携わった人たちの情熱と誠意にも触れることができ、大いに感動した。 ブルボン・ポワントゥに続く第二、第三の「スーパープレミアム」コーヒーの発掘と並行して、川島氏には継続的な執筆活動にも期待したい。同氏ならではの正確な知識と豊かな経験をぜひコーヒー業界に広く還元していってほしいと思う。 なお、登場人物の一覧や用語の索引があると、本書はもっと読みやすく、リファレンスとしての使い勝手も上がったと思う。こうした点の改善も次回以降に期待したい。 |
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コーヒー博物誌 |
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著者: 伊藤 博 定価: 価格:→¥ 880 | |
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コーヒー&エスプレッソの教科書―抽出・マシーン・焙煎の技術と科学 |
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著者: なし 定価: ¥ 3,675 | プロが書くコーヒーの淹れ方、美味しい作りかた ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 旭屋出版が編集したこの本は、それぞれの専門家そしてその道のプロが、コーヒーの抽出・マシーン・焙煎について、その技術と科学を写真・図解を使いながら易しく解説しています。コーヒーの淹れ方、そしてコーヒーの味についてこれから勉強したい方には必読の一冊といえます。 |
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「腸」の健康革命―「コーヒー・エネマ」(腸内洗浄)が病気を予防する! |
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著者: 新谷 弘実 定価: 価格:→¥ 650 | 出すべき便を出さないでいるということは、お腹に生ゴミを溜め込んでいるのと同じ。 ![]() ![]() ![]() 腸の健康に興味があって、10冊ほどあたって調べてみた。 本書は「病気にならない生き方」がベストセラーになった新谷氏のもの。 新谷式健康法は、1.食事、2.水、3.排泄、4.呼吸、5.運動、6.睡眠、7.笑い、の7点からなるが、ここでは特に3の「正しい排泄」に焦点を当てている。排泄の重要さとコーヒーエネマの実践方法、後半はコーヒーエネマ実践者の体験談とQ&Aである。 実際のコーヒーエネマの方法は極めてシンプルで、本書を買ってよく手順を読まないとできない、というものではない。専用器具をネットで販売しているそうなので、それを買えば事足りそうだ。ただ、体験談を読むと大変な効果があることがわかるので、これからコーヒーエネマを実践してみようと思う人は一度、目を通しておいてもよいかもしれない。 排泄の重要性を認識させられる本 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 著者の「病気にならない生き方」を読み、「この人の書いた本を一通り読んでみよう。」、と購入しました。 出版社の関係もあり、著者の本の中ではあまり流通していないようですが、健康を維持する上での適切な排泄を唱える本としては一読の価値があります。 便が排泄されず腸に留まっていることの問題を、「生ごみを37度(体温)の中で放置していた状況を想像してみてください。」、と説明してあったところなどは、ハッとさせられました。 排泄以外の食事の話も分かりやすく書いてあり、魚と肉の違い(それぞれの体温と脂肪の関係)なども著者の他の本よりまとまっていると思います。 ぜひ一読をお勧めします。 人間、排泄を簡単に考えていませんか。 ![]() ![]() ![]() ![]() 内視鏡の第一人者である新谷先生の健康に関する一冊です。食事と排泄の大切さを十分認識させられる内容です。私たちは健康といえば食事ばかり気にしていますが、新谷先生によれば排泄も同様に大事とのこと。確かに便通によって食欲が変わったり、気力も左右されたりしますよね。コーヒー・エネマをするしないは別として健康の維持や現在色々な病気などで困っている方などは参考になる本です。先生によれば腸のきれいな方は精神、身体ともに健全であり、汚れている方は不健全であるらしい。私もこの本を読んで腸内環境を良くして健康でいようと考えています。是非、腸の調子が悪い方、太りすぎや持病を持っている方など一読をお薦めいたします。 |
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ティー&コーヒー大図鑑 |
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著者: 大阪あべの辻調理師専門学校 定価: 価格:→¥ 1,650 | |
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コーヒーに憑かれた男たち (中公文庫) |
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著者: 嶋中 労 定価: 価格:→¥ 550 | たかがコーヒーされどコーヒー ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 毎日コーヒーを飲む私にとって、この本は、とても興味深く読むことができました。とくにブルマンがなぜ高値なのか?と、コーヒーに人生を捧げた「もか」店主、標交紀さんに関することが、とても心に残りました。 よみごたえ十分 ![]() ![]() ![]() ![]() 元新聞記者らしく綿密な取材に基づいたうえに、コーヒーへの情熱があふれた意欲作です。文章も簡潔で、しかも知らず知らず物知りになれます。例えば・・ 西部劇に出てくるコーヒーはトルココーヒー。 アメリカンコーヒーの意外な由来。 深煎り用の豆の急減と世界経済の関係。 日本のコーヒーは今や世界一。 コーヒーに命を捧げた4人の男たちと、その周りの女たちのドラマも面白い。初めは「このペースで文庫260ページも続くのか」と危惧するほど、新聞の「ひと」欄のノリだったのに、ぐいぐい引き込まれる筆力に驚きます。 自家焙煎+ネルドリップ(本書の男たちのこだわり)のコーヒー片手にぜひ一読を。 |
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コーヒーテーブル・ブックス ビジュアル・ブックの楽しみ方23通り |
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著者: 堀部 篤史 定価: 価格:→¥ 1,173 | |
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珈琲相場師 (ハヤカワ・ミステリ文庫) |
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著者: デイヴィッド・リス 定価: 価格:→¥ 270 | 最高の飲み物=珈琲 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 珈琲が好きな人はぜひ読んで欲しい小説。 1659年のアムステルダム。商業が栄え、様々な商売人が競って物品の売買をしていた。そんな中、相場師のミゲルはコーヒーの存在を知り、これを使って大儲けする計画を立てるが・・・。 まず、アムステルダムの雰囲気を表す文章が良い。ユダヤ人、オランダ人、その他様々な人々が行きかう町の通りや貧民街の様子など。まるでそこに居るかのような感覚になる。 そして極めつけは主人公ミゲルに珈琲を紹介する未亡人の言葉。(以下引用) 『コーヒーはね、ワインやビールと違う。あっちは酔って浮かれたいとか、喉の渇きをとめたいとか、味がすばらしいとかいう理由で飲むもの。こっちは飲むともっと喉が渇くだけ、浮かれたい気分にはならないし、味は、正直に言いましょう、おもしろいけれどおいしくはない。コーヒーはなにか・・・・・・なにかもっとずっと重要なものなのよ』 こんな魅力的なセリフがたくさん出てくる。本当に読んでいてコーヒーが飲みたくなる本だ。 そんな私も無類のコーヒー好き。もちろんブラックで。 電車内などで少しずつ読むのにお薦めな一冊 ![]() ![]() ![]() 17世紀のオランダ・アムステルダムを舞台に、砂糖相場で破綻した相場師が、新しい商品『珈琲』を使い一発逆転を試みる。 勝ち組と負け組、オランダとポルトガル、合法と非合法、ユダヤ教徒とキリスト教徒、いくつもの絵柄のなかで、人間関係の構図は鮮やかに反転する。誰が真の敵で誰が真の味方か? そして弟の妻との秘められた感情の行方は? カテゴリとしては歴史ミステリに分類されている(Whyダニットになるだろう)が、社会系サスペンスに近い作品に時代が乗ることでロマンを付与した、というイメージ。ストーリーの完成度が高く、最後の最後までドラマが詰まっている。 珈琲とオランダのトリビア ![]() ![]() ![]() ![]() 17世紀アムステルダムを、舞台に珈琲を巡るミステリー。<br>ミステリーとして十分面白いが、ヨーロッパにおける、コーヒーの普及・商品相場の形成・オランダにおけるユダヤの状況等雑学的な興味があれば面白さ倍増!さらには長崎出島でのオランダとの交易にまで想像は膨らむ。 |
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