反哲学史 (講談社学術文庫) |
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著者: 木田 元 定価: 価格:→¥ 400 | イデア論という "あえて" の忘却 = ニヒリズム ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「形而上学的原理とは・・・人間の願望の外に投射されたものでしかなく、本当に存在するわけのものではありません」 「真実らしいこと以上の真理はありえないわけであり、その真実らしさは実際的有効性によって決せられる」 「万事を無原則に成りゆきにまかせる自然的存在論」に立脚していたソフィストの言い分・・・誠にご尤も。 「頽廃期に入り、国内的には民主政治が極度に堕落した衆愚政治」と化していたギリシアにおいて、 「ソクラテスやプラトンが戦おうとしたのは・・・堕落」 「ポリス(都市国家)の市民が・・・詭弁を弄してまで自己の個人的権利を主張し、 民主政治が過度に発達して衆愚政治と化すことによって、ポリスは精神的共同体としての統一性を失うと考えた」故である。 「おのれ自身いかなる立場」にも立たず、 「既成の知識や実在を否定して、それに代わる何か他の知識や実在をもち出そう」としなかったソクラテスの目的は、 「新らしいものの登場してくる舞台をまず掃き清める」ことにあった。 「国家というものは正義の理念を目指して形成され作られるべきものだという 政治哲学を提唱(『わたしの哲学入門』)」したプラトンの特異な存在論・・・イデア。 「すべてが作られたもの、作られるものであるからこそ、 国家も成りゆきにまかせるのではなく作られなくてはならないのだ(『わたしの哲学入門』)」 成りゆきまかせの堕落を憂いたが故の "あえてのイデア論" が、存在論そのものを転倒(おのずから生成→つくられてある)させ、 イデアに振り回された「ヨーロッパ文化は実は無に向かって形成されてきた」というニーチェの指摘・・・ニヒリズム。 おのずから生成、転じて、万事無原則の成りゆきまかせ。 作られなくてはならないのだ、転じて、ニヒリズム。 全存在者が往き場なく生成を繰り返す世界・・・「永劫回帰」こそが、端的な事実。 哲学者としてのマルクス ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 近代以降の経済成長を前提とした社会のあり方、 資本主義社会がもう終わっているとしたら、 次に来る社会はどんな思想をバックボーンとしているのだろうか? 「思想というものが現実的有効性を発揮するには、百年、 さらには千年という単位での時間が必要な場合がある・・・・」 「キリスト教と結びつくことによって、プラトン哲学は最初に その現実的な有効性を発揮することになりますが、 それはプラトンの死後千年近く経ってからのことなのです。」 私はマルクスを政治思想家というイメージでしかとらえていなかったので 「反哲学史」の流れのなかでマルクスがしっかりと哲学者として 仕事をしていることを知り、目からウロコが落ちました。 先のプラトンの思想と現実的有効性ということの言葉を考えると マルクスの思想はまだ死んでいないどころか、 これからの資本主義の後を考える上で有効なのかもしれないと思いました。 なる(成る) ![]() ![]() ![]() 反哲学とは木田にとってハイデッガー哲学のことである。そしてハイデッガー哲学とは「ある」ことではなく「なる」ことである。彼の哲学はこのことを反復しているにすぎない。 |
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あなたにあいたくて生まれてきた詩 |
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著者: なし 定価: 価格:→¥ 1 | |
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サムライガード2 北の大地で待つ姫は (GA文庫) |
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著者: 舞阪 洸 定価: 価格:→¥ 489 | 遅すぎる物語の進行が評価を分ける ![]() ![]() ![]() ![]() はるばる北海道までやって来た第2巻。全三章立てだが、第一章の最後でようやく大蝦夷学園の門を潜り、第二章の大半は学園長と学内、そして寮の紹介。この章の最後にサブタイトルの「姫」がようやく現れる。その姫と果たし合いをするのが第三章だが、この流れは前巻の雪乃と同様であり、それ以前にこの果たし合い自体が決着していない。姫からの初動だけで終わってしまう。これはこれで愛香にとっては初めてのピンチらしく「どうなるの?」と思わせる引きにはなっているが、270頁の作品ならば前半でこの果たし合いは決着させて、次の事件か騒動の勃発くらいまでは読ませて欲しかった。舞阪作品を熟知する読者諸兄でも、さすがにこのペースは遅きに過ぎると思うのではなかろうか。清海と愛香のたわいも無い会話が続く流れは、実はこっちが本シリーズのメインなのだと割り切れば、これはこれでアリかな、と思えなくもないが、そうでないと「アンタ達、しなくてもいい会話をぐだぐだ続けて、いつまで脱線してるの」という、ある種の苛立ちを覚えるかもしれない。ここで評価が大きく分かれると思われる。それでも序盤では清海が毬藻と言葉を交わす場面が幾つかあり、照れたりしょげたりする可愛らしい毬藻を見ることができるし、江戸と違って人目を気にしなくていいからか、少々ふざけ気味だが自然に振る舞う雪乃も伸び伸びとしていて好ましいものである。清海の関心は雪乃より愛香に寄っているのだが、肝心の愛香の気持ちがまだ警護対象の域から出ていないため、この恋路はまだ始まってもいないと見るべきだろう。清海に絶体絶命のピンチが訪れるか、清海の警護対象から外れるような事態でも起これば大きく、そして急速に変わるかもしれない。本巻の冒頭で現れた刺客(?)のこと、大蝦夷学園のこと、学園長のこと、生徒会のこと、そして姫のことなど、謎はいっぱい残っているので、それらが次巻でどのように明かされていくのかが楽しみではあるが、次巻で全て解決するとは到底思えないペースなのが気掛かりではある。 状況が良 ![]() ![]() ![]() ![]() この作者の作品は、主人公の置かれた状況が面白いですね。 最近イマイチが続いていましたが、今作は火魅子伝、鋼鉄の白兎騎士団に並ぶ快作になるかもしれないシリーズだと期待しています。 個人的には、今最も続編が待ち遠しい作品の一つです。 では作品の紹介をば。 舞台はパラレルワールドの日本です。どの辺がパラレルかと言うと、徳川幕府が現代まで続いている事ですね。 そこ以外は、パソコンも携帯もスク水もありますし、至って普通です。 主人公は、ほぼ普通の高校生ながら、将軍の後継候補としての順位が上がってきたために日常生活が壊れた気の毒な男。 第一巻では日常生活が壊れるまでを描き、この第二巻では新しい生活の導入部が描かれています。 この2巻になってから登場人物がドドっと増えましたが、活躍するヒロインの影で主人公の存在感が薄くなっている感も否めません。 戦闘力もそれなりに高いはずなのですが、周りが猛者なので立ち回りで目立てませんし。 しかし設定を考えればあくまでこの作品の中心は主人公以外ではありえないので、今後の活躍に期待しています。 舞台背景は上記のとおりなのですが、まだまだ背後の陰謀や利害関係、明かされていない設定も多そうです。 考えてみると、作品の一局面だけでなく、全体として数多くの『謎』に包まれたまま進行する物語って、 舞阪作品では珍しいのではないでしょうか? 前述の2作品にしても、主人公が放り込まれた状況は明確で、そこを基点として謎が出たり消えたりしてましたから。 設定の大きさ、謎の多さ、登場人物の数などを考えると、相当な大長編になりそうですが、 この作者の九十九ある長所の一つは書くのが早い事なので、長く付き合っていこうと思います。 |
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佐竹義宣―秀吉が頼り、家康が怖れた北関東の義将 (PHP文庫) |
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著者: 近衛 龍春 定価: 価格:→¥ 594 | 戦国時代狂 ![]() ![]() ![]() 若かれしころの果敢な勇猛さに比べ、関ヶ原後の異封・減封に対しする彼の苦悩が十分表現されていない。上杉、毛利、島津など家康と距離の遠い緒将に対し、義宣は家康の近い所にいながら西軍についてしまった等結果論に過ぎないが悔やまれる。「家康の最も恐れた武将」あるいは「最も家臣にしたかった武将」などとはいわれるが、本当にそうだったのかこの小説ではわからない。ストーリーが単調で史実に適当な会話を挿入した程度か?。歴史小説145作品目の感想。 偉大な親を持った苦悩 ![]() ![]() ![]() ![]() 板東太郎、鬼義重と呼ばれた父の跡を若くして継ぐものの、隠居の父の家中での存在感、石田三成との厚誼との間で苦しみます。 そのため関ヶ原で身動きが取れなくなる結果になった挙げ句、先祖伝来の常陸を追われた義宣の苦衷を描いた作品です。 父や、父が引き上げた家臣達との確執、京を中心とした豊臣政権と本拠常陸との間で揺れる義宣の心情が見事に表現されています。 「佐竹義重」第二巻 ![]() ![]() ![]() 前作「佐竹義重」の補完的役割を果たす一冊。 近衛氏があとがきで仰られている様に、単体でも楽しめる編集になっています。 とは言え、併せて読む方がより一層楽しめる事でしょう。 隠居の義重や東家義久の抜群の活躍に比べ主人公・義宣はと言えば… 義宣が華々しく活躍する小説を読みたい方は避けた方が良いかもしれません。 ただ、人間味には富んでいる主人公で、小説としては面白かったですね。 大名クラスは勿論、かなり下っ端の武将まで、登場人物が非常に多いのが特徴でしょうか。 ズラッと羅列される箇所が多い為、読んでいてテンポが悪いです。 巻末に挙げられている膨大な参考文献を見ても、かなりの下調べが伺えるのですが、 読み易さが犠牲になってしまうとちょっと考え物。 時折思い出した様に記載される史実の補足も拍車を掛けます。 (太田三楽斎逝去の箇所とか。) 家督相続から義宣逝去までと、ヴォリュームは十分で消化不良感もありません。 常陸佐竹氏に興味のある方には非常に満足のゆく一冊と言えるでしょう。 そうでない方には、少々お勧めし辛い一品ですね。 |
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ダーウィンが来た! 生き物新伝説1―想像を超える巨大生物発見! (ダーウィンが来た!生きもの新伝説 1) |
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著者: なし 定価: 価格:→¥ 690 | 動画と静止画の違い ![]() ![]() ![]() ![]() NHKの「ダーウィンが来た」の本です。 テレビ番組からの焼き直しだったら、素直にビデオ化すればよいだけで、わざわざ本にすることもありません。それを本にした理由は何でしょうか。時間という概念を切り捨てて、「決定的な瞬間」を残したかったのではないでしょうか。 また、図鑑的な構成にもなっており、ビデオと違って気に入ったところをいつまでもみられる、短時間で内容を理解するということも可能だという点で、価値のある本といえるでしょう。 |
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だから、生まれてきた。―赤ちゃんの伝言 |
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著者: 宇佐美 百合子 定価: 価格:→¥ 360 | 比喩が多すぎ ![]() ![]() 妊娠中にいただきまいた。現在子供は10ヶ月です。 書いてあることは尤もだと思いますが、「神さま」「妖精」「天使」といった表現が度々出てきますし比喩が多すぎて共感できませんでした。 この種の本にしてはボリュームがあるので飽きてしまい、妊娠中は途中までしか読んでません。 先日改めて読みましたが、これなら育児書の方がいいと思います。 私は辛いときに読んでも勇気付けられませんでした。 最高の本!!!涙が溢れて溢れて・・・ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() とても素敵な本です。赤ちゃんは、お母さんのおなかに宿った時点で意味があると思います。それが、例え死産という哀しい形で失ったとしても・・・赤ちゃんは、お母さんに大切なメッセージを心の財産として遺してくれます。→これは、乗り越えたからこそ言えることですが。 生まれてこれた赤ちゃんは、本当にラッキーだと思います。 流産も立派なお産だと思うので、もし、このような体験をした方は、母親なのだと心に留めておいてください。『オーラの泉』で向井亜紀さんが出演していて、双子を授かった理由(ワケ)を聞いていて、私も双子が生まれてくるのかなと思いながら見ていました。だから、失った命がこの次生まれてくる時に、逢えるといいなあと思ってます(^0^) |
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ここまで来た!超電導リニアモーターカー―もう夢ではない。時速500キロの超世界 |
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著者: なし 定価: 価格:→¥ 598 | |
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北摂の山〈上〉東部編 |
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著者: 慶佐次 盛一 定価: ¥ 2,100 | |
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「北の国から」メモリアルアルバム―完全保存版 |
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著者: 倉本 聡,島田 和之 定価: 価格:→¥ 1,271 | |
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北摂の山〈下〉西部編 |
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著者: 慶佐次 盛一 定価: 価格:→¥ 1,500 | |
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