アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか |
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著者: 濱野 智史 定価: ¥ 1,995 | きわめて秀逸なウェブ日本社会論 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() グーグル、ブログ、2ちゃんねる、ミクシィ、ウィニー、ニコニコ動画、ケータイ小説、その他もろもろのウェブサービスを、一種の「生態」として把握し、それらがいかに「進化」してきたのかを実に興味深く分析してくれる作品である。ネット社会をできるだけ賢く楽しく生きようとしている私たちの自己認識を深めてくれる良書だと思う。 私的にとりわけ刺激的だったのは、「日本社会」の「特殊性」を強く意識した考察がなされていることである。日本における「2ちゃんねる」や「ミクシィ」の大人気の背景として、「日本人」の「集団主義」の影響を見て取る本書の議論は、前々から何となくそんな気がしていただけに、うなずけるところが大きい。高野陽太郎氏の『「集団主義」という錯覚』(新曜社)という著作により「日本人=集団主義」なんてデタラメ、という認識を獲得しつつも、ウェブにおけるこうしたあからさまな「証拠」をつきつけられてしまうと、やっぱそうなのかなあ、と考えこんでしまう。 また、日本の独創的なウェブサービスとして著者が大絶賛する「ニコニコ動画」に関する考察が、まったくもって斬新かつ説得的で非常におもしろかった。ニコ動が24時間エンドレスの擬似的なライブ感(「いつでも祭り」な状態)を維持する画期的なシステムを構築したという驚きの事実を、「時間」や「アウラ」などの論点によりながら、またセカンドライフや2ちゃんなどと比較しつつ分析する。あるいはそのインターフェイスが可能にした「客観的」なコンテンツ評価の意義を述べ、その成功の理由に迫るなど、次々に繰り出される新しい思索のあり方にうれしくなる。 こうした「生態」の考察だけでなく、『恋空』の内容を、携帯メディアの特性を存分に活かした新時代の文学として高く評価するなど、誰も言いそうもない目からウロコな指摘が満載である(従来のケータイ小説論はその「流行」の謎を解明するものが主で、文学表現としての技巧に関しては軽視されていたと思われる)。新時代の頼れそうな論客の登場を、素直に喜ばしく感じた。 新書のような明瞭さと、社会論としての内容を両立させた良書。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() この『アーキテクチャの生態系』はグーグルやWeb2.0に象徴されるゼロ年代のウェブ周辺の環境を明瞭に書きまとめた、まさに良書というべきものである。 インターネットの起源、またレッシグの「アーキテクチャ」やグーグルの「ページランク」といった今や多くの人々が知るところとなったものから、様々な文献を引用しつつ懇切丁寧に解説されている。 ウェブ入門書として「ネットのことはいまいち分からないんだけど…」という方には、是非新書を読むような気分で気軽に手を伸ばしてもらい。 ただしこの本の真の魅力は、ウェブ入門書としての側面ではない。 それはこの本が、アーキテクチャの生態系(≒環境管理型権力を用いた社会設計の進化のプロセス)という新しい観点でウェブを語ることによって、ネット賛歌あるいは、ネット断罪というこの手の本では定番化した結論を克服したことにある。 最初は、この二つの立場を限りなくフェアに解説している(ような素振りをする)彼のスタイルに対して、正直煙に巻かれている感を感じざるを得なかった。しかし、それは一つの結論として「日本社会論」や「若者論」に絡められ、日本のウェブサービスが如何に「ガラパゴス的」に進化して来たか、ということが鮮やかに紐解かれていくことになるのだ。 彼のバランス感覚は、2ちゃんねるやP2P、そしてケータイ小説といった意見が二分されるものを正しく読み取っていく上で非常に貴重な才能であると感じた(特に第7章の恋空に関する記述は今までに無いタイプの論調であり、彼の独自性が見て取れる)。 先に述べたように新書的明瞭さと、情報社会論としての確かな内容を両立させた極めて優れた本なので、より多くの方に読んでもらいたいと思う。 |
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コンピュータアーキテクチャのエッセンス (IT Architects Archiveシリーズ) |
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著者: ダグラス・E・カマー,Douglas E. Comer 定価: 価格:→¥ 2,979 | 本書の最大の価値 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() それは以下の3点を全て満たしている点です。 ・ソフトからハードのレイヤの内容が一通り記述されている ・記述内容がエッセンスのみに絞られている ・1人の著者によって記述されている 本書に1番の価値を見出すのはHPEC(High Performace Embedded Computing)等の ソフトからハードまで含めたシステム設計・開発分野の方々でしょう。 上記3点を満足する書籍は少なく、この分野の方々(私も)は以下の大変な作業を強いられます。 本書を読むことによってこの大変な作業から開放されるかもしれません。 ・各レイヤ毎に、分厚い専門書を読む ・各レイヤ毎に、分厚い専門書からエッセンスを抽出する ・各レイヤ毎に、レイヤ間の関係を自分なりに理解する (専門書間で内容がオーバラップしている部分からレイヤ間の関係を、 異なる著者によって使用されている用語を対比しながら) 最後に注意点ですが、各章の内容そのものは、その分野を生業としている 人にとっては物足りない内容となっています。タイトルの通り「エッセンス」 なので、ある意味仕方がありません。他の専門書を当たりましょう。 コンパクトにまとまっていることに意義がある ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() コンピュータアーキテクチャについて、これほどにまでコンパクトかつ網羅的にまとめているという点で素晴らしい本です。基本的なコンセプトはWrite Great Code Vol.1に重なる部分がありますが、本書を読むことで実装的な観点からの理解が深まると思います。推薦の辞には、本文を読むのをためらう文言もありますが、それはあくまでアーキテクチャ専門家向けの意見として、ソフト屋はむしろ本書を読むことで新しい発見もあると思います。不思議なこともいくつかあります。メモリマップドI/Oという言葉はあえて使わずに、自然な流れでそれを説明しています。割り込みではNMIについては言及してません。デバイスドライバについては、組込みOS(リアルタイムOS)の観点が若干欠けているのかと思えます。また、欲を言うと、タイマについても説明が欲しいところです。これらについては別の書で補うしかないでしょう。 |
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ソフトウェアアーキテクチャ―ソフトウェア開発のためのパターン体系 |
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著者: F. ブッシュマン,H. ローネルト,M. スタル,R. ムニエ,P. ゾンメルラード 定価: 価格:→¥ 3,774 | 保守開発のためのパターン ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 僕はいわゆるサンデープログラマーで<br>「1ヶ月ぶりにコードに向き合ったら<br>内容を把握するので1日つぶれてしまった」<br>なんてことがしばしば。<p>アプリケーションを構成する要素を<br>小さな部品に分解してあると理解しやすいわけですが、<br>それぞれの部品をまとめ上げるルールがないと、<br>今度は部品間の関係を把握するのが困難になるわけで。<p>GoF本が再利用のためなら、POSA本は保守開発のための<br>良き指針なのではないかと思っています。<p>個人的には読みにくいと感じなかったので、星5つ。 内容は重要だが読みづらい ![]() ![]() 私は、この本を用いて会社で輪講会を行っているが、この本はよみづらく、正直いって少々閉口することがある。理由は2つあり、そもそも原書の原文がぶっきらぼうであり、「必要だったら参考文献を読め」といった態度でかかれている。さらに訳文がこなれておらず、誤訳らしき箇所も何箇所かみうけられる。これは再刊されていても修正されていない。この本と同等の内容の本がないため、勉強のため読んでいるが、デザインパターンに限っていえば、もっと分かりやすい本もでているのでそちらを読んだ方がよい。 アーキテクチャパターンを学ぶのに優れた一冊 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本書は粒度の大きなアーキテクチャパターンから、より粒度の小さなパターンも説明していますが、最も意義のあると思うのはアーキテクチャパターンを説明している箇所です。説明は非常に丁寧で、具体例も適切だと思います。内容も実践的で役に立つものが多く、特にPipe & Filter、Broker、PAC(Presentation-Abstraction-Control)などはぜひ押さえておきたいところ。また、ソフトウェアパターンをある程度学習した読者には、筆者らの言う「パターン体系」がどんなものかを理解するのも重要だと思います。 |
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CINEMA 4D R9.5 アーキテクチャ・バンドル 日本語版 Mac |
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製作: MAXON 定価: ¥ 210,000 | |
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CINEMA 4D Release 9 アーキテクチャ・バンドル 日本語版 Mac 通常版 |
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製作: イーフロンティア 定価: ¥ 210,000 | |
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iStudy for MCP 70-100版 ソリューション アーキテクチャ |
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製作: システム・テクノロジー・アイ 定価: ¥ 15,750 | |
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